正解率50%?例題あり!過去問のヒミツと過去問対策(2019.10月更新)

小学校受験における過去問のヒミツ
今日は、みなさんも気になる「過去問」についてのウラ話をいたしましょう。
実は、小学校の入試問題は一部の学校を除いて非公開ですので
大手幼児教室さんが編集して書店や通販で売られている「○○小学校入試過去問集」は
主にその教室に通っている生徒さんから口頭で試験問題を聞き取ったものから作られています!!!
ですから、その〜、同じ年の同じ過去問とされる問題が、本によって(幼児教室によって)結構違うことがあるんですよ。
過去問とされる問題がどのように作られるかというと(これは幼児教室の先生がたの大切なお仕事なのですが)
試験が終わったばかりのお子さんをすぐ教室に呼んで「どんな問題出たか教えてね」と、一問一問聞き取りをします。
そして「こういうことかな?」という予想もプラスして「過去問」として作っているのです。
つまり、試験終了後の5歳児の聞き取りから「ざっくりこんな問題が出たんだね」という形でまとめられるのが、小学校受験における過去問集なのです。
だから、「先生、早くうちの子に過去問やらせてください」「とりあえず過去問さえやっておけば安心」みたいなのは・・・
・・・モウシアゲ ニクイノデスガ マトヲ ハズシテオリマス。
では、正しい過去問の使い方とは?
それでは、過去問はいつ頃からやると良いでしょうか?
ズバリ!私の考えといたしましては・・・「1年前です!」
そして、それよりも大切なこと。「(小受においては)過去問は親御さんがやるものです!」
つまり、1年前に親御さんが過去問を解く!少なくとも5年分。
そうすると、大体の傾向がつかめてきます。それこそが過去問の正しい使い方です。
「あ、この学校は毎回ちぎりが出るなあ」とか
「お話の記憶の中に、季節や常識が入るなあ」とか。
それを親御さんが分析してください。一人で分析が大変なら、お通いの幼児教室の塾長先生なら「どこどこ小学校は、毎年こんな分野の問題がこんな風に出るのよ」と、詳しく教えてくださるでしょう。
小学校受験において過去問は親御さんが見る(解く)ものなのです。本屋さんで過去問を購入する大きな目的としては「親御さんが解いて、希望校の傾向を把握する」ためのものです。
希望校の過去問傾向を親御さんがしっかりと把握し、同じような問題がお子さんの受験の際に出てもちゃんと得点できるように、お子さんには類似問題の練習させるためのものです。
当たり前ですが、過去問と全く同じ問題はそうそう入試に出ません。「過去問と同じような問題が出る(可能性が高い)」ということです。
まず親御さんが本屋さんに過去問を買いに行って、そして解いて、親御さんが過去問をもとに対策を練る。
ここが高校受験、大学受験とは異なる「小学校受験における過去問対策」の大切なポイントです。

小学校受験の過去問例題(レベル4ができれば最難関小合格レベル)
中学受験や高校受験と違って、幼児は文字が読めないという前提で入試をします。つまり小学校受験ではペーパーテストも基本的には全て「口頭での発問」です。
口頭での発問ですので、ペーパー問題用紙の持ち帰りができません。
だから、過去問を公式に発表している学校以外では、過去問が表に出て来ようがないのです。
だから、とてもアナログな方法で、「お子さんからの聞き取り」によって過去問集が作成されている。
必ずしも本屋さんにおいてある過去問は正確なものとは言えないのです。
ここでちょっと、幼児教室における某小学校の過去問の作り方を再現してみましょう。
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幼児教室の先生「Aくん、今日はどんな問題出た?」
試験を終えたばかりのA君「動物たちがシーソーしてた問題出たよ。えっと、ゾウと、豚と、犬と・・・あと猫だったかな?それと・・・鹿もいたかなあ?」
先生「あら、そう。像と、豚と、犬と、猫がいたのね?あと鹿?(5種類の動物か・・・。推理の問題が難化している○○学園小だから、7種類くらい出ているかな?)
とかなんとか言っているうちに、例えばこんな感じのイラストができるとします。

この動物たちがシーソーしているイラストから、いろんな問題が作れます。試しに4段階難易度で問題を作ってみると・・・
(レベル1)この中で、一番重い動物はどれですか?
A)口頭あるいは指差しで、ゾウを答えられれば正解
(レベル2)一番重い動物を見つけて、マルをつけなさい。
A)ゾウのところに、丸印がつけられれば正解
(レベル3)一番重い動物に○、一番軽い動物に△をつけましょう。
A)ゾウのところに○印、ねずみのところに△がつけられれば正解
(レベル4)一番重い動物に赤色のクーピーで○、二番目に重い動物に黄色のクーピーで△をつけましょう。
A)ゾウに赤いクーピーで○、ぶたに黄色の△で正解。
そう、だんだん難しくなっています。1つの問題に対して指示が増えているのです。
レベル4が1回発問(1回だけ問題文を読み聞かせただけで回答させること)でできたら、難関ペーパー小学校の合格レベルです!
ベールに包まれまくっておりました、一昔前の小学校お受験の頃とは違ってきていて、少しずつ私立小学校も令和スタイルになって来ているように感じます。
なお、この問題は『4歳,5歳,6歳 小学校の勉強ができる子になる問題集(実務教育出版)』p45の「第3章:どうぶつたちの おもさくらべ」という問題です。
やり方がわからないときは、ここに解説動画があります!ぜひご覧ください→https://www.mom-n-baby.net/aoki/shoseki

