[学校訪問記]洗足学園大学附属幼稚園(2022.5.30)

こんにちは、MBキッズカレッジ校長(お受験専門家)の青木みのりです。

今日は神奈川県にある超有名私立幼稚園にお邪魔いたしました。そう、洗足学園大学附属幼稚園です。

幼稚園と小学校の連携を強める

洗足学園大学附属幼稚園のすぐ近くにある洗足学園小学校は、全児童が中学受験にチャレンジする私立小学校としてとても有名です。

田園都市線の溝の口駅と、JR南武線も通っているため、神奈川県内からはもちろん、都内からのアクセスもとても良い立地です。

当教室のある世田谷区用賀からも田園都市線ですぐのため、希望されるお子様も多くいらっしゃいます。

小学校の中学受験実績がものすごいこともあり、小学校受験で洗足学園小学校を目指すのも結構大変なんです。かなりペーパーも準備していかないとなかなかご縁を頂けない・・・。

それならば幼稚園から!というご家庭も増えているのだと思うのです。が、そんな中、なんと2021年度より幼稚園の定員がおよそ半分になりました。

64名定員から32名定員となりました。ますますの狭き門!

少人数制にされたのにはもちろん理由があって、「より一層、考える力が身につくように」とのこと。今まで以上にしっかりと丁寧に、ということなのですね。

小学校での学びの土台を幼稚園での遊びの中で培う、という方針にはとても賛同いたしました。

以前は年長児のうち、およそ1/3が内部進学で洗足学園小学校へ、1/3が他の私立小学校へ、そして1/3が公立小学校へ進学するというイメージだったですが、ここ近年はやはり多くのお子様が内部進学を希望されていますね。

洗足学園小学校(あるいは他の私立・国立小学校も含め)の受験を視野にいれて、洗足学園大学附属幼稚園を希望されるという方がほとんどになってきたとも伺いました。

実際に昨年も多くのお子様が洗足学園小学校への内部進学を希望されたとのこと。

小学校への内部進学と言っても、全員がそのまま上がれるわけではありません。

8月〜9月に行われる内部進学の入試を受ける必要があります。みなさんそれぞれ、しっかりと対策されてトライされる入試です。

内部進学に合格し、洗足学園小学校へ進学する権利を保持しながら、他の小学校受験にトライできるということも大きな特色です。

その内部入試は、10月中旬ごろに行われる一般入試と形式がほとんど同じですが、約2カ月早い入試となるため、一般入試よりは若干やさしめの出題となっています。

洗足学園大学附属幼稚園の入試について

さて、以前は洗足学園大学附属幼稚園の入試は11月2日の1日のみでしたが、現在は11月2日及び11月3日の2日間にわたって行われています。

それにより、行動観察も面接も、以前よりは時間が長めに取ってあります。

面接時間も長くなった分、ゆっくりと落ち着いてお話を聞いていただけるのだと思います。(逆に付け焼き刃だと、色々と見えてしまいますね・・・。)


行動観察とは、お子さんたちの日頃の様子が見られる場です。お友達との関わりや、先生とコミュニケーションが取れるかなど、幼稚園生活をスムーズに始めるにあたっての行動観察ですね。

そして、洗足学園大学附属幼稚園の願書といえば、今までは「文字分量が多い!」というイメージでした。

おそらく、「願書を書くのが初めて」という保護者の方から見ると「何をどう書いたら良いのか?」と迷ってしまうようなタイプの願書だったように思います。

例えば「備考欄」には「何が備考にあたるのか?」が、初めての方にはおそらく難しいのですよね。

「こんなことを書くのはちょっと気が引ける」と遠慮がちになってしまったり、逆に、印象が悪くなってしまうようなことを知らず知らずに書かれていたり・・・というようなこともよくあるように思います。

幼稚園や小学校の願書については、ご自身の就活のエントリーシートとはちょっと切り口を変えていかないといけません。

なにせ主役は保護者ではなくお子様ですから、書き方に工夫も必要ですね。

共稼ぎ家庭の洗足学園大学附属幼稚園受験について

キャリアと幼稚園生活を両立させたい方には、共稼ぎ家庭に理解があり、給食完備で預かり保育の充実した幼稚園(あるいはこども園)も、たくさんあります。

しかし、洗足学園大学附属幼稚園については、預かり保育はありますが就労支援のためのものではありません。お昼ご飯も給食ではなく、お弁当持参です。

その点では、共稼ぎ家庭からは敬遠されがちな幼稚園かもしれません。

誤解のないようにお伝えできれば良いのですが、これは「共稼ぎだと不利」ということではありません。

洗足学園大学附属幼稚園においては、共稼ぎであっても「仕事よりも、お子さんの幼稚園生活を中心とした生活ができるか」ということが大事なのですね。

まずは「ご夫婦が協力して仕事を調整できる」こと、そして「祖父母やシッターさんの協力体制がある」という方であれば、洗足学園大学附属幼稚園へのチャンスは十分にあると思います。

そして、ご縁があり入園できた際には、保護者としてお子さんの園生活を充実させられるようしっかりサポートできると良いですね。ある意味、そこからが小学校受験に向けての生活の始まりでもあると思います。

「洗足学園大学附属幼稚園に入れば、幼稚園で受験対策を全部やっていただけるのですか?」との質問もよくあるそうですが、園では特別な小学校受験対策があるわけではありません。

小学校受験そのものの対策は、ご家庭や幼児教室で行う必要があります。

朝、幼稚園まで送ったと思ったら、昼過ぎにはお迎えがあります。家に着いて一息ついたら、幼児教室や習い事への送迎、ペーパーの復習につぐペーパーの復習、学校研究、幼児教室や幼稚園の個人面談、模試の対策、模試の予約、季節講習への申し込み、明日の幼稚園の準備、小学校受験に向けての学校説明会への参加や願書・面接対策・・・。

このように、毎日がとても忙しくなるのが小学校受験の世界。特に人気校への入学を考えている場合は、親子ともに一丸となって頑張ることが必要です。

その辺りも含めて、洗足学園大学附属幼稚園がどのような雰囲気の幼稚園で、どのような保育をされているかは、実際に園の見学で肌で感じてみてください。

幼稚園では1学期に施設見学、2学期には保育見学が予定されています。ご予約は早めにお取りくださいね(すぐに埋まってしまうようですので)

まとめ

本日わたしが拝見した洗足学園大学附属幼稚園の園庭には、元気で活力あふれる子どもたちのエネルギーがキラキラと満ちていました。

日当たりの良い場所に、年少さん、年中さん、年長さんとそれぞれにお砂場もあり、年齢に応じた遊びに夢中になることができます。そこには、従来より特色のあった自由保育がおおらかに展開されていました。

ICT環境についても「流石の洗足学園!」という環境です。

各教室に備え付けられた大画面には、先生たちからのiPad画面をミラーリングして授業を行なったり、ホールでは大型プロジェクターからスクリーン一面に映し出された海の映像に合わせて、子どもたちはお魚ごっこや竜宮城ごっこも十分に楽しめることでしょう。

とにかく少人数で、教室を広く贅沢に使うことができます。そして年少さんはなんと1クラス16人に対して先生が2人つくという手厚さです。(現在の年少さんは33名在籍とのこと)

ぜひ小学校受験や中学校受験を積極的に考える方は、洗足学園大学附属幼稚園をチェックしてみてください。

皆様のお子さんが、ピッタリ相性の良い幼稚園とのご縁を頂けますように。