[学校訪問記]洗足学園小学校(2022.4.25)

こんにちは、お受験専門家の青木みのりです。


今年は幼児教室向け学校説明会のスタートが早い!ということは、いつかどこかで書いた気がしますが、さて入学式も落ち着き、毎年このくらいの時期から幼児教室向けの説明会が本格化してきます。


先日も、複数の学校さんの幼児教室向け説明会が重なってしまいました。どの学校さんも、私どもの幼児教室の卒業生さんがいます。


学校にお邪魔して、勉強している卒業生のお子さんを遠くからでも見守りたい!ということで、手分けして行ってまいりました。(私は聖ドミニコ学園小学校へ)


この記事は、洗足学園小学校の説明会に参加した当教室スタッフからの情報も加味して書いています。


3ヶ月前に洗足学園小学校の第一回幼児教室説明会に私が参加した時に書いた洗足学園小学校の記事も、よかったらご一緒に参考になさってください。

弦楽四重奏からスタート

幼児教室を対象とした学校説明会では、各校いろいろな工夫を凝らされていて、学校の良さをお伝えいただいています。


私洗足学園小学校は、さすが音楽大学が併設されているということもあり、幼児教室対象の説明会では、必ず洗足学園音楽大学の先生方による素敵な弦楽四重奏の演奏が聴けるのです。


今回の学校説明会は
『アイネ・クライネ・ナハトムジーク』
『花(滝廉太郎)』
『エトピリカ』
の演奏からスタート!


さて、洗足学園小学校といえば(小学校受験のことをご存知の方はよくご存知だと思いますが)全員が中受に挑戦する小学校です。

中学受験で得た力が社会で活かされるメリットですが、例えば、知識、思考力、発想力、解決力を身につけられることがありますね。


他にも、やればできる!という自己肯定感や、切磋琢磨できる良き友人、そして名門や難関私立中学校の優れた教育環境などなど・・・。



全員が中学受験に挑むだけでなく、洗足学園小学校のその難関中学合格率の実績たるや本当に、本当に!全国おそらくダントツの1位だと思います。


例えば2021年度は、男子1学年40名ほどの人数の中で


浅野4名
開成7名
慶應(普通部・中等部)5名
駒東2名
渋谷教育(渋谷・幕張)3名
芝3名
巣鴨3名
聖光10名
筑駒5名
広尾3名


↑ざっくりしたピックアップですみません。

洗足学園小学校と中学受験

彼らは洗足学園小学校の日々の授業でも、中学入試レベルの内容を習っています。


実際、私が学校見学に伺った時も、5〜6年生の授業ともなると「ここ、中学受験塾?」っていうくらい、中学受験の内容に踏み込んでいました。


これは、仮にいくら中学受験率の高い都内中心部の学区であったとしても、公立小学校ではできないことです。


中学受験で出る内容は、小学校で学ぶ学習の範囲をはるかに超えています。中学受験に向けて夜遅くまで塾で勉強している子と、中学受験をしないで毎日元気に遊んでいる子が、一緒の教室で同じ授業を受ける公立小学校です。中学受験に全振りした授業はできませんし、しちゃダメだと思います。



しかし洗足は、「全員が中受する小学校ですよ」という方針を、どのご家庭も全員了承の上で入学してきています。


クラス全員が中学受験するという環境ですし、5歳の段階で学力スクリーニングをされている優秀なお子さんたちで構成されていますから、それはもう中学受験にバリっと対応した授業もできるわけです。



そして彼らがすごいのは、朝から夕方まで小学校でも中学受験の内容に踏み込んだ授業をこなし、さらにその上で放課後は放課後でサピックスなどの中学受験塾にも行ってたりしています。もう彼らは圧倒的に中学受験に向けた勉強に充てている時間が長いのです。



小学校入試の段階で、かなりの思考力や知識のあるお子さんを選抜し、さらに6年間で鍛え上げる!というのが洗足学園小学校です。ですから「洗足といえば中受!」というくらいこの界隈では有名です。



偏差値だけで測れないのが小学校受験。でも、偏差値でスパッと輪切りにされてしまうのが中学受験です。中学受験は偏差値という数字があり、本人のテストの点だけで勝負するフェアな世界でもありますので、ある意味分かりやすいともいえます。


そして、数字という観点から言うと、洗足学園小学校の難関中学進学率の数字は、やっぱり一目瞭然ですし、凄いです。



ご家庭によって、洗足学園小学校の「中学受験に全振りスタンス」に好き嫌いはあるでしょう。しかし、過酷で壮絶とも言われる中学受験を考えているならば、6歳〜12歳の大切な時間を洗足学園小学校で過ごすことは大きな意味があると思います。



授業中の彼らは、もう、全員から「シャキーン!」と音がするくらいの集中ぶりです。授業見学で私たち大人が見ていても、彼らの勉強に対する態度や取り組み姿勢には本当に惚れ惚れします。



そして、休み時間には緑の芝生のグラウンドで思いっきり遊ぶ小学生になります。このメリハリがすごい。


休み時間にも勉強ばかりしているヒヨヒヨのもやしっ子っぽい感じはありません。小学生らしいはっちゃけっぷりに、「ああ、やっぱり彼らも普通の元気の良いお子さんたちなんだ」と、どこか見ていて少しホッとするくらいでした。



ちなみに、女子6年生の中学受験についても、洗足学園中学校は、神奈川の女子校でフェリスと並ぶ高偏差値トップ校でもあります。


その洗足学園中学校への内部試験が6年生12月にあって、合格者は、内部進学の権利を持ったまま他校併願OK!



つまり、神奈川トップ偏差値校の洗足学園中学校の枠を確保しながら、女子御三家(桜蔭、雙葉、女子学院)とか慶應とか受けられるということです。



ね、やっぱり。中学校受験することを決めているご家庭で、かつ、子どもの進学先は「やっぱり偏差値も大事よね!!」という保護者の方は、本当に、小学校から洗足学園をご検討されると良いと思います。


中学受験に向けた手厚いサポートが学校にしっかりとあって、塾だけじゃないという安心感。


東大に行くのに最短と言われる中高一貫校のルートがあるように、洗足学園小学校は中学校受験難関校への最短のルートとも言えるのだと思います。

ちなみに、昨年の秋の小学校入試の際に、「洗足学園小学校を合格辞退をしたお子様が、どちらの小学校へ行ったのか?」の調査をされたらしいですが、回答があったところを挙げると

慶應初等部9名
慶應幼稚舎6名
早稲田実業学校初等部6名
雙葉3名
暁星3名
成蹊3名


とのことで・・・つまりこれは端的に言うと、「小学校受験界におけるトップ校を受験するお子さんたちが、10月には洗足学園小学校に集結する」ということです。

洗足学園小学校の生活

・1年生から机に向かう習慣をつける

日記漢字、毎月筆算検定(5分で答えるように)、朝の20分間読書 、週1回読書授業(知識、読解力)毎日、結構なボリュームの宿題が出ます。


・体験活動

ビオトープでの稲作体験(2年生が1年間かける)、野菜栽培、理科郊外学習(多摩川中流、城ヶ島地層)、社会科見学(日産自動車追浜、総理大臣官邸・公邸)

3〜6年生の縦割りで夏休みに4日間行ってくる黒姫高原への縦割り移動教室もありますね。


・学びとICT
コロナ1年目のときは、3年生からiPadを使うところから行ったそうです。現在、1年生は学校の備え付け、2年生から一人一台を持っているとのこと。

各教室には大型ホワイトボードと天井取付けのプロジェクター2台を設置。授業では子どもが自分たちで調べて資料を作って発表する。ということで、1月に私が学校にお邪魔した時にも、洗足学園小学校には黒板が見当たりませんでした。(つまり全て電子黒板)。

欠席児童にもタブレットを通じて授業に参加できるシステムが整っています。


・心を育てる教育
全員が中学受験するからこそ、配慮がものすごい。中学受験に向かうにあたっての道徳教育をしっかりしているイメージ。

冒頭で書いたように、洗足は音大でも有名なので、オーケストラ活動はプロから直接教えてもらえる環境ですね。全員で音を出して1つの曲にしていく過程は、子どもたちにとっても貴重な経験となりますね。


洗足学園小学校が求める子どもと家庭は、以下の通りです。

・中受を視野に
(洗足といえば中受ですからね、当然ですがこれは一番に来ます。)

・体験をしている子ども
(机上の知識だけでなく、実体験を通じて様々なことを経験してきているお子さんということでしょう。)

・知的好奇心があり、考える力を持っている
(わからない問題が出てきた時にも諦めることなく、知的好奇心をエンジンにして考えることが大切!)

・協調性と思いやりのある子ども
(勉強ばっかりして意地悪な子が多いのでは?と思う方もいるかもしれません。でも私の知る限り、メリハリのある心の優しいお子さんが多い印象です。)



洗足学園小学校を目指しているかたは、しっかりとペーパーの対策をすることと、そして侮れないのが行動観察。


今年の入試詳細についてもしっかりと伺ってきましたので、洗足学園小学校を希望される方はぜひMBキッズカレッジ用賀校へ聞きにきてくださいね。