[学校訪問記]玉川学園小学部(2021.4.19)

人生の 最も苦しい いやな 辛い 損な場面を 真っ先に 微笑を以って 担当せよ(玉川モットー)

玉川モットーが刻まれている正門

こんにちは、お受験(幼稚園・小学校)専門家の青木みのりです。本日は玉川学園小学部にお邪魔してまいりました。

小田急線玉川学園前駅より歩いてすぐの学園正門。ここには創立者である小原國芳先生のお言葉(玉川モットー)が掲げられています。

人生の辛い時にも、困難に立ち向かう気概のある人材が生まれることを願って石碑に刻まれているようです。

この正門から、気持ちのよい新緑の木々を見上げながら歩くことおよそ10分。小学生たちが過ごす経塚校舎へと進みます。

IB(国際バカロレア)ディプロマに繋がるバイリンガル教育

玉川学園の大きな特徴といえば、IBにも繋がるバイリンガル教育。小学校で入学すると、中学受験や高校受験の受験に翻弄されることがありません。

これは子どもの育ちにとっては大変好ましいことかもしれません。ゆったりとじっくりと学ぶ力を育てることができるからです。


同じ教育の理念で小学校から高校卒業までの12年間の一環教育が受けられます。長いスパンで先生に成長を見ていただけるということですから、まだ幼い小学校低学年時や不安定な思春期などでも安心感がありますね。


前半期(小学校1年生ら小学校5年生まで)にはPrimary Divisionとして、JP(日本語優位)クラスとEP(英語優位)クラスに別れてBlesプログラムを行います。

小学6年生〜10年生(高校1年生)で、国際バカロレアプログラムのMiddle Years Programmeへと進み、11年生〜12年生(高校2〜3年生)で国際バカロレアプログラムのDiploma Programmeへと繋がっていきます。

小学部のJPクラスもEPクラスも、どちらも週5時間の英語の授業がありますが、EPクラスではその他の教科も英語で授業が行われます。

JPクラスの英語教育も大変手厚く、2クラスに分かれてネイティブの先生による少人数制での授業が行われます。

玉川学園では、文科省の教育課程特例校としての認可を受けた独自のバイリンガル教育を実践しているのです。


海外の大学進学を目指す場合は、12年生(高校3年生)でIBプログラム終了時のテストに合格すると、世界各国の大学への入学資格が得られますので、大変有利ですね。

国内大学でも慶應義塾、早稲田、上智、ICUなど、特に授業が英語で行われる学部への進学実績も素晴らしいです。

とはいえ、昨年はコロナで海外へはなかなか渡れないこともあったため、海外への進学は少なかったようです。

延長教育プログラムもすごい!

私立小学校でも、放課後の学童(アフタースクール)を併設するところが増えています。私立小のアフタースクールは、下記の2点において保護者のニーズを満たしています。

1:学習の時間がしっかり確保されていること(チューターや専任の先生がしっかりとお勉強や宿題を教えてくれる、など)

2:習い事プログラムが充実していること(放課後の習い事が学校でのワンストップでできる)

その他、学校によっておやつの時間も校内手作り無添加のおやつにこだわって提供しているところもあります。

いずれにせよ、学校の校内で安全に、学校の校風に従った放課後の時間を送れますので、保護者にとっても満足度が非常に高いのです。

玉川学園の放課後の学童は、ES(Extended School)と呼ばれていて、単にお預かり(子育て支援)をする、という位置付けではなく、放課後教育プログラムとして提供されています。

学校のリソースを最大限に活かした質の高いプログラムが提供されていて、習い事や塾に通う時間を費やす必要がありません。

学校内で効率よくワンストップで安全に放課後を過ごすことができれば、働く親御さんも安心ですね。

プログラム(講座)はレゴスクール、チアダンス、英語アート、バレエ、フットボール、そろばんなどといったオーソドックスなものから、スイミング、ゴルフ、マリンバ、トランペット、日舞などという珍しいものまで揃っています。


ゴルフやスイミングの習い事がキャンパス内でできるというのは、およそ61万㎡という広大な敷地の中に充実した施設のあるワンキャンパス校だからできることかもしれません。

61万㎡の敷地には自然がいっぱい!

玉川学園小学部での生活は?

学校を訪れてみて毎回思うのですが、玉川学園自体が海外の学校のような趣があり、小学部のあるエリアは本当に海外のリゾートのような心地よい空間であるということ。

今日は天気も良く新緑の緑がとても眩しく、校内敷地には清々しい空気が漂っていました。

ウグイスのさえずりを聞きながら小学部へ向かって校内キャンパスを歩いていると、なんとも言えないゆったりした豊かな時間が流れていました。

小学部の校舎に着くと、オレンジ色の屋根に縁取られた木で作られた温かみのある校舎が迎えてくれました。校舎内では日差しも明るく、窓の外には手入れされた緑が眩しく広がっています。

小学部の校内の様子やお子さんたちの授業の様子は、コロナ対策ということもあって、ホールからZOOMを繋いで見せていただくことができました。

2クラスに1つの図書室(図書スペース)があり、授業中に何か調べ物があった時にもすぐに本が手に取れるような作りになっています。

休み時間のたびに、すぐ教室の隣にある図書スペースに行けるのも、本好きの子には嬉しいですよね!

1年生は「ゆり組(早生れさんが中心となっているクラス)」と「すみれ組(月齢の高いお子さんが中心となっているクラス)」に分かれているようで、月齢による差も考慮されたクラス編成となっています。

JP(日本語優位)クラスとEP(英語優位)クラスは、どちらも英語が週5時間、ネイティブの先生が行いますがJPクラスでは「話す、聞く」ができればOK。

EPクラスの場合は、「読み、書き」もできた方が良いとのこと。何故ならば、算数などの教科も英語で行われるからです。


学校での英語収録レベルは、JPクラスは小学5年生修了時に英検3級(CEFR A1程度/中学卒業レベル)、EPクラスは小学5年生修了時に英検2級(CEFR B1程度/高校卒業レベルです!)を身に付けることを目標とされています。


これらのことから、幼稚園の時にインターナショナルスクールやプリスクールに通ってバイリンガル教育を受けていたお子さんたちにとっても、この玉川学園小学部にはとても関心が高いようです。

海外のリゾート地(?)のような心地よい空間の小学部敷地

玉川学園小学部の入試について

玉川学園小学部の入試は、ペーパーテストではありません。入試は
1)親子面接
2)言語・数量
3)運動・生活
の3分野で判定されます。いわゆるノンペーパー校ですね。

というと、「ペーパーがない=簡単」というイメージを持たれる保護者の方もいらっしゃいます。

ところが、ノンペーパー校(例えば他には立教、お茶の水、青山学院、成城などもそうですが)の難しさは「ペーパーテストで出るようなことを、筆記ではなく口頭で答える」ということ。

「回答の方法が筆記ではなく口頭である」ということは、幼児にとってはとても難易度が高いのです。

(・・・もしかしたら大人にとってもそうですよね。筆記だと、書きながら考えることもできますが、口頭だとリアルタイムで考えながら話さないといけません。つまり、慣れてないとできません)

言語・数量のテストは、いわゆる個別テスト形式で、教員の先生と口頭試問形式で行います。

数の多い少ないなどのいわゆる数量の問題や、図形の分割や合成、推理をする問題などから出題されています。

言語ではお話の記憶(お話を聞いて質問に答える)やしりとり、ひらがなの読みやひらがなの運筆なども出ることもあるようです。語彙の豊かさ、正確な聞き取りと発話ができるかどうかを見られるようです。


いずれにせよ、難しい応用問題をバリバリとトレーニングして入試に臨むというよりは、基礎的なことをしっかりと身につけて、年齢相当の能力として発達できているかを見られているようです。


親子面接は10分くらい。JPクラス希望の場合もEPクラス希望の場合も、同じように日本語での面接となります。


運動・生活の試験では、先生の指示を聞いてその通りにできるかどうかということが重要です。立ったり座ったりするときの姿勢はとても大切です。

ふざけたりせず、たとえできなくても前向きに頑張ろうという姿勢があるかどうかも問われます。

アクロバティックな身体能力を求められているわけではありません。身のこなしなどの基本的な運動能力を見られています。


5歳児なりの体力をしっかり身につけ、お話をよく聞いて指示通りにできるように練習しておくと良いと思います。


生活の分野では、いわゆる生活巧緻性の問題です。入学後の毎日の学校生活に困らないように、洋服などをたたむ、お弁当などを包む、お箸の使い方などはしっかりと練習しておきましょう。


玉川学園小学部の入試対策はMBキッズカレッジ用賀校へ
https://www.mom-n-baby.net/youga/

色鮮やかなツツジと青空に映える玉川大学教育棟