[学校訪問記]和光小学校(2020.2.23)

こんにちは、MBキッズカレッジ校長の青木みのりです。

小学校選びは環境選び。子どもの気質や発達にあう幼稚園や小学校を選ぶことが大切だと考えています。

そして今日も各学校に足しげく通って、特徴や校風、施設などの情報をアップデートしています。


本日は「和光小学校」。世田谷区の真ん中あたりにあります。


交通でいうと小田急線の経堂か、田園都市線の用賀(桜新町)あたりでしょうか。渋谷⇄成城学園前の路線バスに乗ると便利な立地です。


こちらの学校は教科書がないんです。正しくは「教科書は配られるけれど、ほとんど教科書を使わない」

どうやって授業をやるのかというと、先生たちが作ってくださるプリントや教材、そして生徒たちの手で作り上げられる授業です。


アクティブラーニングという言葉が流行る前からずっと和光小学校ではそうしてきたんですね。

和光小らしい個性が光るパンフレット類

自由でのびのびしたいのなら和光

私立小学校には色々な特色がありますが、大正デモクラシーの新自由教育運動から生まれた和光小は、成城小学校から枝分かれして設立されたという歴史があります。


成城学園を源流とする、玉川学園、和光学園、明星学園、清明学園には、自由さとのびのびとした校風があります。


すぐ近くに開校した稲花小学校とは、全く教育内容が違います。受験層はおそらく全く被らないでしょう。


和光小でもモチロンお勉強はしっかりと学びますが、成績や偏差値という物差しよりも、一人一人の個性を伸ばすことを大切にしておられるように感じました。


例えば、和光小学校で私が印象的に感じたことは

ハンディキャップを持つお子さんも共に学ぶ(共同教育)
中国、韓国との3カ国交流
沖縄の文化や歴史の学び



それから制服もなく、子どもたちは自分の好きな服を着て登校します。


子どもたちがエンピツをナイフで削るとか、給食がなくてお弁当とか、はたまた日本一遅い入学式(格式や厳粛さなどは排除した手作りの温かさがある)だとか

真剣勝負の運動会で子どもたちが審判の先生に物言いをつけるとかも・・・和光小らしいエピソードです。


つまり、和光小はいわゆる私立お受験(紺色のスーツを着て、お行儀良くする)というようなイメージとはずいぶん違う小学校なのです。


余談ですが、和光小のお隣にある和光幼稚園もなんとも言えない素敵なところがある幼稚園さんです。


都内の幼稚園説明会では「幼稚園説明会には小さなお子さんは連れてこないでください(お子さんが飽きてしまうとお子さんも親御さんもストレスだし、騒いでしまうと周りの方にも迷惑がかかるため)」というパターンが多い中


和光幼稚園の説明会に子ども連れで行くと、説明会の間こどもを預かってくれて、しかもおやつまで振る舞っていただけるんです。


おやつといっても、既製品のお菓子ではないのです。蒸かしたお芋や塩むすび、茹でたトウモロコシなど、なんとも手作り感満載の温かみと滋味に富むおやつ


そういうところにグッとくる保護者の方は、きっと和光が好きかもしれません。


ちなみに、保護者と指導員の自主運営で学童クラブはあります(18:30まで)。

学校の中で安全に放課後、思う存分遊べるというのは良いですよね。第二の家として伝承遊びや年間イベントも充実している学童です。

和光小学校の入試について

さて、和光小は1学年72名(36人×2クラス)の学校です。そしてお隣の和光幼稚園は1学年56人です。

年にもよるようですが、和光幼稚園からは一般入試とは別日程で10月中旬ごろに行われ、ざっとおよそ半数が小学校に内部進学で上がってきます。


つまり、一般試験からはおよそ40〜45名程度の合格となる計算ですね。


内部進学を除いた一般の倍率でいうと、ここ近年は3倍前後くらいで推移しているようです。


小学校から中学校への内部進学はおよぼ7割くらいとのこと。和光中学校は世田谷ではなく鶴川の方になるので、全員が全員揃って中学校に上がるということではなさそうです。


入試は出願順によって午前の部と午後の部に別れて行われます。


いわゆるノンペーパー入試ですが、数や言語などの分野については口頭試問で出題されます。先生と1対1の口頭試問です。


特別な準備は必要のない発問ばかりとのことですが、それでもある程度の聞き取り力、集中力、そして数量感覚や言語能力などが試されます。


名詞(これは何ですか?)や動詞(この人は何をしているのかな?)などの発問には答えられるようにしておくと良いと思います。


工作についての出題(巧緻性)もあります。はさみの練習は必須ですね。


出題方法が図形認識の傾向もあるようですので、図形についてもある程度の準備は必要だと思います。

簡単な図形パズルやタングラムなどに親しんでおくと良いでしょう。


そして運動の分野のテストです。マット運動やボールなどで身体的機能やリズム感を見られるとのことです。

「複雑なサーキットを覚えてその通りに行う」という類のものではないでしょうが、先生の指示をキチンと聞く姿勢があることは大切です。


最後に集団での行動観察があります。ゲームやクイズなどを通じて、先生や他のお友達との関係を見られます。


親御さんの面接については、親子面接ではなく、両親面接(父母)でのスタイルです。

和光学園の校風や特徴をしっかり理解した上で、なぜこの学校に入学させたいのかをまとめていきましょう。


願書作成については付け焼き刃で作成するのではなく、校風を熟知した上でできるだけ上手に我が家のアピールができるように記入しましょう。


私も幼児教室の校長として、毎年かなりの数の願書添削を行います。願書については、受験本を見てアレンジして書いたようなものが毎年たくさん出されます。


オリジナリティあふれる文章、かつ自慢になりすぎない範囲でしっかりと我が子をアピールできるように準備していかれると良いと思います。

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