[学校訪問記]日本女子大学附属豊明小学校(2020.2.21)

こんにちは、MBキッズカレッジ校長の青木みのりです。

小学校選びは環境選び。子どもの気質や発達にあう幼稚園や小学校を選ぶことが大切だと考えています。

そして今日も各学校に足しげく通って、特徴や校風、施設などの情報をアップデートしています。

本日は「日本女子大附属豊明小学校

目白駅を降りて学習院を通り過ぎ、ゆるゆる歩くこと20分。副都心線雑司が谷駅ができてからアクセスもまた一段と良くなりましたね。

100年を超える伝統校で、幼稚園から大学院まで続く女子校です。

都心一等地にあり、見晴らしの良い高台で日当たり最高、運動場からの眺めも最高の環境です。

残念ながら校庭からはお写真を撮れなかったので、豊明小すぐ隣の公園から撮影した見晴らしはこちらです↓

豊明小のすぐ隣の公園からの見晴らし

元気の良いハツラツ女子校

校門にはまるでムーミン村のような可愛らしい小屋(守衛室です)があり、守衛さんにご挨拶してから校舎に入りました。

木のぬくもりが感じられる校舎には落ち着きがあります。児童用のコート掛けや下駄箱なども、きちんと清潔に美しく整っていました


ふと見ると、生徒昇降口の外に赤いポストが置いてあり、休み時間中のお嬢様たちがキャキャキャッと明るく笑いながらお手紙を入れていました。


あとで伺うと、2年生の学習で郵便のお勉強中とのことで、「ポストにお手紙を入れると、郵便係さんが各クラスの教室扉にかかっている袋にお手紙を届けてくれる」そうです。


その教室の扉にかかっている袋がとても可愛らしい花柄で、そういう些細なところにも、なんだか女子校の雰囲気がしました。


教室の見学をしていて特に印象的だったのが掲示物。


見事に皆さん、文字が丁寧なんです。低学年のお子さんの掲示物を見ても、とても文字が丁寧で綺麗でびっくりしました。


先生からも、文字の丁寧さは手厚く指導していると伺いました。もちろん入試の際にも、巧緻性において丁寧さを見ているとのことです。


速さを競って雑になってしまうより、物事を丁寧に行うという姿勢も大切にされているように感じました。

卒業生の話が素晴らしい件

この訪問では、小学校から高校までずっと豊明に通われて、この3月に高校卒業されるお嬢様のスピーチを聞くことができました。

これがですね。


先週伺ってきた田園調布雙葉の高校3年生のスピーチも素晴らしかったですが、豊明のお嬢様のスピーチも実に素晴らしかったのですね。


田雙も豊明もどちらも素晴らしい女子校ですが、高校3年生のお嬢様がたのスピーチを聞くと、良い意味で両校のキャラがわかりやすく違っていて非常に興味深かったです。


例えば、田園調布雙葉はカトリック校ということもあってか、制服のスカート丈やメイク、髪型などの華美さはなかったように思います。スカートも膝丈、メイクもなし、髪型も清楚


対して豊明のお嬢様は一見すると今風な女子高生の雰囲気。スカート丈や髪型などの雰囲気も今時の女子高生さんです。


今風でおしゃれな雰囲気。そしてスピーチもご立派でした。ハキハキと堂々とパワーポイントを使いこなしていて、お話にも惹きつけられました。


高校生とは思えないくらい成熟した自然な敬語の使い方が見事で、豊かな知性を感じました



田雙も豊明も、どちらのお嬢様がたもとても母校を愛していて、それぞれ部活や勉強に充実した青春時代を謳歌されて、「本当にこの学校でよかった」という気持ちが伝わってきて感動しました。


(私自身は地方の公立高校出身で、しかも総合選抜制で希望する学校ではないところに振り分けられてしまったパターン。だから「この学校でよかった!」という愛校心が少ないというか、一貫校で過ごす学校歴を羨ましく思うのです)


もちろん学校ですから、おとなしい子もいれば元気な子もいるでしょう。切り取られた一部だけを見て、一概に「この学校はこうだ」と言い切れない奥深さがあります。


しかし、私立一貫校には長い間その愛する学び舎で過ごした雰囲気というものが確かにあって、その空気感をほのかに纏うことで、その子の人となりを形作るものなのだとも思っています。

給食、アフタースクール、プログラミング、英語への取り組みは?

給食は週3回(お弁当が週2回)、アフタースクールも3年生までは「ほうめいこどもクラブ」があり、学校の担任との連携も取れる環境で過ごします。


英語については、あえてネイティブではなく日本人の専任講師を採用しているとのこと。


その採用基準はとても高いようです。

・日本女子大で小学校英語を学んだ人
・幼少期からの帰国子女で訛りや方言がなく美しい英語を話すこと
・日本の教員免許も持っていて、指導力についても力のある先生

を採用しているとのことです。


ネイティブでも、学校の校風に合わない人柄だったり、そもそもの指導力が足りないようだと困りますものね。。。


また、5年生のプログラミングの授業にはレベルが高くて驚きました。


1年生からタブレットを使った学習をしているとのことですが、5年生ではグループ活動で丸いロボットをプログラムした通りに動かす、という授業でした。


それがもう、みなさん上手にロボットを扱っておられて!!笑
どうやってあんな風に球体を動かすのか、昭和生まれアラヒフの私には想像もつきませんが


とにかくみんな元気にワイワイとグループ活動をしていました。


大人しいお子さんも含めて色んなタイプのお嬢様たちがいるとは思いますが、全体的な様子としては「明るく屈託なく、ハツラツ元気な女子校」という雰囲気です。


その様子を見ていると、学校の理念である三綱領「信念徹底(一生懸命頑張る子)」「自発創生(自分から進んで行動する子)」「共同奉仕(みんなと力を合わせ協力する子)」が浸透しているなあと感じました。

豊明小学校の入試傾向

豊明小学校の入試は、主に「親子での面接」「集団でのテスト(行動観察)」「個別テスト(いわゆるペーパーと制作)」で構成されています。


集団での行動観察(集団での遊び)については、やっぱりお友達に意地悪をしないということが大切です。


5歳児さんにとって、初めてのお友達と「仲良く遊びましょう」と言われても、素直に仲良く遊べる場面ばかりではありません。


幼児教室での行動観察においても、自分の思い通りにいかなければ「プイ」と機嫌を損ねたりするのが5歳さんです。(逆に思ったよりマセている子もいます)


例えば、グループで「お友達と仲良くお店やさんごっこをしましょう」と言う課題が出たとします。


何か意見が違うお友達がグループにいた時に、テスターの先生の顔色を見て「(そのお友達の意見を)いいよ、って私は言いました」と、自分が譲ってあげたことをアピールする子もいます。


5歳の子どもとはいえ、そこにはいろんな人間模様が垣間見えます。でもやっぱり優しくて、素直に育っているお子さんはポイントが高いです。

ペーパーテストでは、数量や図形、お話の記憶の問題を通じて学力を見られます。基礎的な分野を一通りきちんとやっておきましょう。


スピードを意識するあまり雑になってしまうことのないように気をつけます。作業の丁寧さも重視されていると思って間違いありません。


もちろんペーパーに取り組んでいるときの姿勢(椅子に美しく座る)や、先生のお話を聞く姿勢(話している人の方へ顔を向ける)も大切ですね。


日頃から意識していないとなかなか難しいことですが、これらも基本中の基本として見につけましょう。

小受個別クラス