[学校訪問記]田園調布雙葉小学校(2020.2.14)

こんにちは、MBキッズカレッジ校長の青木みのりです。

小学校選びは環境選び。子どもの気質や発達にあう幼稚園や小学校を選ぶことが大切だと考えています。今日も各学校に足しげく通って特徴や校風、施設などの情報をアップデートしています。


さて、田園調布雙葉小学校に行ってまいりました。約束の時間より少し早く着いてしまったので、学校のすぐそばにある「ぽかぽか公園」の小高い丘に登って時間をつぶすことにしました。


丘の上から見下ろすと、田園調布雙葉小校舎の脇からとても美しく富士山が見えます。お伺いしたところ、学校に入る坂の上からも綺麗に富士山が見えるようです。


富士山を見ながら毎日通学できるなんて・・・素敵!


この田園調布雙葉学園は、言わずと知れた雅子さまの母校として大変有名な学校です。令和の時代の幕開けとともに、田園調布雙葉小学校もマスコミから注目を浴びました。


色々とマスコミから注目されても変わることのない落ち着いた毎日。この学園は昔からずっと変わらぬ伝統と格式高さがあるように思います。


今回の訪問でも、明るく礼儀正しいお嬢様たちが、教職員の皆さんや近隣の住民の方の温かい愛情で包まれて学園生活を送っておられる様子がよくわかりました。


そうそう、こちらの学校にお邪魔すると、とても特別なお菓子をいただけます。貴重な一品とは、こちらです。

校章入りのナボナです

お菓子も大変美味しくいただきましたが、何が貴重かというとこの校章シールです。


田雙のお嬢様たちはこの校章シールに大変愛着を感じているとのことで、丁寧に綺麗に剥がして文房具用品などに貼っておられるそうです。


可愛いですね!お嬢様がたの母校愛と、物を大切にする心を感じます。

田園調布雙葉小で感じたこと

この学園は、幼稚園(2保)または小学校からの入学となり、中学や高校からは入れません。よって、中学受験の偏差値表には出てくることがありません。


中学や高校から入学してくるお子さんがいない学校というのは、あまたある学校の中でも珍しいのではないでしょうか。


同じ系列の四谷雙葉や横浜雙葉も、中学入試を経て中学から入学してくるお子さんがいらっしゃいます。


しかし田園調布雙葉は中学校から入学してくるお子さんがいません。聞くところによると、お母様の中には「だからこそ田園調布がいい」と感じておられる方もいると伺いました。


確かに、中学校から入ってくる保護者と小学校受験で入ってくる保護者とでは(良い悪いを別にして)学校に対する意識の温度差があるのかもしれないなあ・・・と思うこともあります。


系列校からの編入生を除いて、外部生が入ってこない環境での12年あるいは14年の長い学校生活だからこそ、学友たちや保護者たちのつながりも非常に濃く、卒業後も末長く仲良くおつきあいされているようです。


さて、今回の田園調布雙葉小訪問でまず感動したのは校長先生のお話。


校長先生はにこやかに微笑みながら「私に与えられた時間は10分ほどなのですが・・・」と前置きをされて話始められました。


その10分という短い間の時間、私はお話に深く引き込まれました。日々生活を営む中で、小さなささくれやひび割れがついてしまった私の心が、サラサラと清らかに洗われるような感動を覚えました。


例えば


先生がたは常に最善の努力をして下さっているけれど、学校という社会の中では常に子どもたち一人一人の思い通りに行く場面とばかりは限らないということ。


そんな時に「どうせ私は・・・」とか「頑張っても無駄なんだ・・・」というような態度を取るのではなく、「人はどんなに辛い時でも悲しい時でも、態度は自ら選べるのだ」と、常に子どもたちに伝えているいうこと。


穏やかな口調でお話しされる校長先生のお話は、身に染みるものがありました。


ありのままの自分を受け入れる自己受容の大切さを改めて学ばせていただきました。

閉ざされた学園で育った高校3年生のスピーチ

そしてその後、大学受験が終わったばかりの高校3年生のお嬢様によるスピーチがありました。2人の高校3年生のお話を伺いましたが


こちらもとても感動しました!!


とにかく「この学園が好き!」という愛校心が溢れるスピーチでした。お二人ともとても明るく、そして上品なお嬢様と言いますか、今時の高校生にはなかなかいないような純朴さと清らかさがあって、すこぶる爽やかなスピーチでした。


進学先もお二人とも立派でいらっしゃいましたが、なんというか、ギラギラした感じがないのがとても好印象でした。スカート短いとか、化粧しているとか、そういう華美さは全くありません。


カトリック校ならではの「質素であること、簡素な美しさ」が生徒さんたちに浸透しているのだと思います。


(唯一、パソコンに貼ってあった猫のマリーちゃんステッカーが、イマドキの女子高生らしくて可愛くて、微笑ましかったです)


そのお嬢様いわく、田雙は中学や高校から外部生が入ってくることがないため、いわゆる「閉ざされた環境、井の中の蛙」と思われがちとのこと。


しかし、生徒さんたちはそれぞれ学校近くの商店街の人たちと交流を深め、活発にボランティア活動をするなど、広く社会との接点を持っているとおっしゃっていました。



先生も「この学校はナイナイ尽くしです」とおっしゃられていましたが、給食もアフタースクールもスクールバスもありません。フルタイム共稼ぎ世帯にはかなりハードルが高い学校だとは思います。



しかし、その「ナイナイ尽くし」が、むしろこの学園の魅力なのだと。お話しくださった生徒のお嬢様を見てそう感じました。



誤解のないようにお伝えしますが、「母親が働いていると田雙は合格できない」ということでは決してありません。



働いていることを言い訳にせず、子どもの学校生活を第一に考え、家庭の役割をしっかり心得ておくということができるかどうかだと思います。

入試の際に気をつけるべきこと

入試は集団ペーパー考査が30分程度あります。そのほか1対1の個別観察、行動観察、2室による保護者面接があります。


面接時間は1室、2室ともに5分程度ずつ。短いため、形式張った挨拶が長いとお話する時間が短くなってしまうので、必要以上に長い挨拶などはしないように気をつけましょう。


行動観察においては、指示をよく聞いてその通りにできることが大切ですが、イヤイヤではなく喜んで参加できるような素直さや明るさがあると良いと思います。


願書記入の際は気をつけることが多々あります。学校側からの指示に一語一句違わぬように、隅から隅までしっかりと読みましょう。


提出書類の不備は希望度が低いとみなされても仕方ありません。重々注意してかかりましょう。


ペーパーは、特別にひねった難しい応用問題が出るようなタイプではありません。5〜6歳の子どもとして当たり前のことが当たり前にできていると良いとのことです。



先生の話をよく聞いて、基礎の分野は幅広く丁寧に理解するようにしましょう。



学校側としては、受験に向けて先に試験があるのではなく、先に育ちがあることを望んでおられるとのこと。


つまり、小手先の入試対策ばかりやっているようなお子さんではなく、丁寧に毎日を好奇心を持って過ごせているか、楽しんで学ぶ意欲はあるか、ということを見られているように思います。


私たちの教室MBキッズカレッジでは、田雙希望をはじめ、聖心女子、東洋英和など女子校希望の女の子のための個別レッスンを充実させています。


お友達と激しく競争したり、過度にプレッシャーのかかるクラスではなく、ベテランの優しい女性講師がお嬢様の個性や気質を把握しながら丁寧に指導しています。


田園調布雙葉小学校のペーパー指導はもちろん、所作や言葉使い、身のこなし、お辞儀の仕方や物の扱い方など、個別観察も細部に到るまで丁寧に指導しています。


>[学校訪問記]田園調布雙葉(2019.2.21)はこちら
https://www.mom-n-baby.net/aoki/archives/326