イヤイヤ期のトイトレを3ステップで無理なく成功させる方法

こんにちは、MBキッズカレッジ校長の青木みのりです。幼児教室の校長として、毎年毎年、たくさんのご家庭において2歳児さんのトイトレ(トイレトレーニング)を指導しています。


今日は2歳児〜3歳児さんの保護者を悩ませる「イヤイヤ期のトイトレ成功法」をお伝えします。

トイトレ、奥が深いです

トイトレはなぜ大変なのか?

トイレトレーニングは保育所に通われているお子さんの場合は、あまり保護者が真剣に悩んでしまうほどの問題にはなりません。


「気がついたら園で全部トイトレをやってくれていて、勝手にオムツが取れていた」くらいの感覚の方も多いようです。(もちろん園の方針によりますが)


ところが2歳まで家庭内で育児をしていて、いざ3年保育で幼稚園入園を希望した場合、幼稚園からは「できるだけ入園式までにオムツを取ってくださいね」と言われることも多く


オムツ外しは幼稚園入園を控えた保護者が悩んでしまうことも多いカテゴリーなのです。


お受験専門家の立場からお伝えすると、人気の高い3年保育の幼稚園や有名私立附属園を目指している場合においては「トイトレが終わっている子の方が絶対に有利」です。


もうこれは経験上、トイトレが早い時期に終わっているお子さんの方が圧倒的に合格に近づきます。


よって、我々の幼児教室では、3年保育幼稚園の受験生さんのトイトレは、できるだけ入園前の夏には終わらせる(理想でいうとゴールデンウィークまでに克服する)ことをお勧めしています。


3年保育幼稚園入試(大抵の場合は入園半年前の秋に入試があります)からさかのぼって半年前(5月頃)にはトイトレを完了しましょう、とお伝えしています。


「試験中にお漏らし」という超スリリングな事態は何としても避けねばなりませんので・・・。


入園説明会などでは「トイトレは終わってなくても大丈夫ですよ〜、個人差ありますから(^o^)」と優しいことを言ってくださるかもしれませんが


幼稚園受験のあるような人気の幼稚園であれば「結果としてトイトレが終わっているかどうかはさておき、少なくとも前向きにご家庭でトイトレに取り組んでいるかどうか」はチェックしたいポイントでしょう。


実際に、入園倍率が出て入試があるような人気の幼稚園からは、「身の回りの自立(トイレや洋服着脱)を済ませてから入園させてね」という意識を感じることも多いです。


定員以上に希望者が来る人気の幼稚園では、身辺自立をきちんと練習して、躾や生活習慣がしっかり整えられているお子さんに入ってきて欲しい。そして「トイレの自立ができると、そのほかのいろんなことが一気に成長する」ということも。


これは毎年わたしたちの教室でも実感しています。オムツからパンツになると、子どもたちは急にお兄さん、お姉さんに変身します。


見た目の雰囲気だけではなく、例えば、巧緻性とか、言語力とか、精神面が著しく発達するといいますか、精神的に大きく成長するのです。


ところが、2歳児ママ&パパにとってトイトレってすごくハードルが高いんですね。


「発達には個人差あるっていうし、うちの子まだ自分から’おしっこ’って言わないし」
「イヤイヤ期だし、無理やり進めてもトイレが嫌いになったら困るし」
「うちは早生まれだから・・・」と。


その気持ちの裏には


「お出かけ先でおもらしされたら困る」
「まめにトイレに誘うのがちょっと面倒くさい」
「お漏らししたときの洗濯ものやお掃除が増えるのが大変」


という気持ちも見え隠れします。


保護者にとっては、トイトレするよりオムツの方が保護者の気持ちが楽、なんですよやっぱり。


今どきのオムツは質がいいですし。だから先送りしちゃいたい気持ちもわかります。幼稚園受験を控えていなければ、もしかしたらトイトレは焦る必要もないかもしれません。


(→でも、オムツよりトイレで排尿する方がお子さんにとっても心地よいことだと思うので、よかったらチャレンジしてみてくださいね。)


幼稚園受験をするのであれば、しつこいようですがトイトレ完了はゴールデンウィークを目指します!!5月ごろにオムツが取れたお子さんは、その後の受験準備も往々にしてスムーズに運びます。


3保受験合格のキーポイントは「母子分離、オムツ外し(身辺自立)、集団での社会性」ですから。


私がオススメしている「子どもに負担なく、ゆるりと準備して、一気にとる方法3ステップ」は以下の通りです。

オムツが取れると一気にお兄さんお姉さんへと変身します

トイトレステップ1「記録をつける」

さて、長い前置きはこの辺で。
トイトレ1ステップ目にすることは

1)ノートを買う
2)食べたもの、飲んだもの、その時間をメモる
3)オムツを30分おきに確認する

の3つです。


要はですね。トイトレ1週間目は「お子さんの排尿間隔を知る」がテーマです。


トイレに座っても、膀胱に尿が溜まっていないと「シーシー」言ってもなかなか勢い良く出ません。まずは保護者がお子さんの排尿間隔を把握することが大切!


「我が子がどのくらいの間隔でトイレ(おしっこ)をするのか」を把握するために「トイトレノート」なるものを作ります。


100円ショップなどで良いので手帳を1冊買ってください。手帳サイズの小さめな大学ノートみたいなものでも良いです。


要は、お子さんが朝起きてから寝るまでの間、「食べたものや飲んだもの、その時間」と「オムツが濡れたかどうか、その時間」の2つのことを記録するのです。


スマホにつけるでも良いでしょう(そういうアプリがあったら誰か教えてください)


生まれた時、産院で記録をつけませんでしたか?「おっぱい(ミルク)60CC、午前10:00」「おしっこ(オムツ替え)10:20」「うんち(オムツ替え)10:35」みたいに、子どもの体からの出入りを記録するノート。


あれと同じです。ステップ1ではそれをひたすらつけてください。


ここ、地味ですし、かなり面倒くさいですけど・・・お子さんの体の水分の出入り記録をつけると、トイレに誘う絶妙なタイミングがわかるようになってくるのです。


だいたい1〜2週間まじめにトイトレノートをつけると「うちの子は朝起きて、朝ごはんにこれこれこういうものを食べて(飲んで)、その後30分後くらいにおしっこが出ているなあ」とか


「朝ごはんにお茶を50CC飲んで、10時ごろヤクルト65ml飲んだら、だいたいその後おしっこ出てる」とか


一日のおしっこの回数はだいたい何回くらいかとか。排尿間隔がどのくらい空いているかとか


親御さんの肌感覚として、お子さんの排尿間隔がざっくりと把握できるようになります。


排尿の間隔(リズム)がわかれば、「そろそろおしっこ出そうだな」という適切なタイミングでトイレに誘うことができるのです。

オムツにバイバイする日も近い

トイトレステップ2「トイレに誘う」

ステップ2で行うことは

1)朝起きた瞬間にトイレに誘う
2)区切りのタイミングで誘う
3)日中はオムツを濡らさずに過ごすことを目指す


まずは朝イチ。朝イチで起きた瞬間にトイレに座らせると、膀胱に溜まっていますので出やすいですね。


「朝起きた時にオムツがすでに濡れている」という場合は、目が覚めてまどろんでいるときに出ちゃっているのだと思われます。



あさ目が覚めてすぐ、その流れでオムツの中におしっこしてしまう前にトイレに座らせましょう。


朝イチで膀胱に尿が溜まっているタイミングだとトイレでのおしっこ成功率がグンと上がります。


朝イチのトイレで排尿できたら、イメージ的には富士登山でいうところの6合目。


トイレの後に新しいオムツに変えたら、それが1日濡れないように、「そろそろオシッコだな」というタイミングで上手にトイレに誘いましょう。


「うちの子”おしっこ”って教えてくれないんです」というご質問も多いのですが


教えてくれる子の方が少ないかも。


最初はとにかく「こっち(大人)から誘う!」ことが必要。ステップ1で把握した我が子の排尿間隔をもとに「○○ちゃん、おしっこ行こうね」とタイミングを見てトイレに誘います。


それでも、まあ大抵の場合は「トイレに行く?」と聞いても「まだ(行かない)」とか「やだ(行かない)」とかなりますよね。


とくに遊びの途中は行きたがらないことが多いですので、物事の区切りにすかさず誘うことがコツです。


お出かけに出発する前。着替える前。おやつの前。絵本が一冊終わったとき。などの区切りで誘ってください。


そして、お子さんに「トイレ行かない!」と言われても「そっか〜」と一旦気持ちを受けとめてから


「よ〜し!行こうね〜座るだけでも座ってみよう♪ららららら〜」とか歌いながらトイレに連れて行って、ひとまず座ってもらいます(→ここは明るく演出できればステキです)。


その時にタイミングよく膀胱に尿が溜まっていれば、座らせて「シーシー」言ってたらほどなくして出ますので


出たらすっごく褒めましょう!ご褒美トイトレシールみたいなものを貼るでも良いでしょう。


お子さんがトイレを心理的に怖がる場合は工夫が必要です。トイレに連れて言ったママ&パパは努めて明るく楽しい雰囲気で、トイレタイムを楽しくできると良いですね。


何なら狭くて圧迫感があるトイレだったらば、この時期だけは扉を開けてしてもOKだと思うんですね。


お行儀的には「トイレの扉は閉めましょう」と教えますが


この段階では「膀胱が満ち満ちてくる→脳がそのシグナルをキャッチ→トイレに座る→脳が膀胱の蛇口を緩める指令を出す→おしっこが出る」という一連の流れを体得する時期なので


「トイレが狭くて圧迫感あって怖いよ!(涙)」という子だったら、期間限定で家のトイレのドアは開けっ放しでも大目に見てあげてください。


心は体についてくる。つまり、体でちゃんとトイレの自立ができるようになると、トイレを怖がることも少なくなってくると思うのです。



さて、この一連の「明るく楽しくトイレに誘う行為」は、保護者の皆さんにとってはちょっと面倒さを伴うことと思います。


親には親の事情があり、段取りがあり、四六時中いつも子どものトイレ中心に考えるわけにはいかないからです。


少しでも余裕のある時にトライしたほうが良いです。


下のお子さんの出産を控えている人は、妊娠中期の頃が良いと思います。つわりや臨月で辛い時は無理しないようにしてくださいね。


下のお子さんが生まれて、新生児ちゃんの「四六時中オムツ&おっぱい時期」に入ると、正直、上の子のトイトレどころではなくなります。


下のお子さんがある程度落ち着くまで、上の子のトイトレはお預けにした方が良いかもしれません。母体の精神安定のためにも。。。


しかしこうなると、「入試日までにオムツ取らなきゃ」という幼稚園受験を控えている親御さんは、かなり焦ります。


幼稚園受験を控えている場合は、下のお子さんの出産前に、できるだけ上の子(幼稚園受験生)のトイトレを終わらせておくことを絶賛オススメします。


とにかくお子さんの排尿感覚が把握できれば、トイレにタイミングよく誘えます。そうするとオムツを濡らすことなく1日過ごせるようになってきます。


朝、寝起きにすぐトイレに連れて言って排尿して、新しいオムツを履かせます。


そのオムツを濡らさずに夜まで行けたら、そろそろラストステージに入ります。

朝起きてすぐトイレに行こう!

トイトレステップ3「オムツにさよならする」

そうこうしてトイレでおしっこできるようになってきたお子さんが、次のステップでやることは・・・

1)パンツを買いに行く
2)オムツにバイバイする
3)オムツにはもう戻らない
です。


ステップ3では、お子さんと一緒に布パンツを買いに行くところからスタートです。


(何度もしつこいですが、倍率の出る人気幼稚園受験や、有名私立附属幼稚園を秋に控えている場合は、このステップ3をゴールデンウィークの時期に設定しましょう)


パンツは、おもらし用の吸収トレーニングパンツではなく、思い切って「綿の布パンツ」にしましょう。


吸収力のあるトレーニングパンツや、布パンツの上におしっこパッドを敷いて使うと、「漏れれ(モレ)ない」という観点からはオムツとあまり変わらないので、


幼児教室校長としての意見としては、布パンツ(=モレる)とトレーニングパンツやおしっこパット(=モレない)を交互に使うのは、お子さんが混乱してしまうことになるのでオススメしません。


第一段階目で、すでにトイレで排尿する感覚を体得して、オムツが1日濡れなくなっていれば自信を持って布パンツで大丈夫です!


布パンツで大切なこと。それは「パンツは子どもに選ばせる!」です。


お子さんはおそらく、アンパンマンや、キティちゃんや、プリンセスや、戦隊モノや・・・とにかく大人の美的センスとはちょっと違うパンツを選んでくることと思います。


それでも、とにかくパンツは子どもに選ばせること!


10枚〜15枚くらい購入してください。西◯屋でもアカ◯ャンホンポでもどこでも良いので、とにかく「綿のもの」です。


そしてお子さんにお伝えください。


「この(パンツの)キティちゃんが1日きれいなままでいるとキティちゃんも嬉しいね、気持ちいいよね!」とか


「おしっこ出たくなったらトイレ行こうね!この(パンツの)トミカみたいにかっこいいお兄さんになれるね!」とか


ポジティブなメッセージを囁くのです。


お子さんは、自分が選んだかっこいい(かわいい)パンツを汚したくありません(ママ&パパも同じ気持ちでしょう。)


そして新しい布パンツを前に、オムツにバイバイの儀式をします。
儀式というほど大げさではありませんが


かっこいい(かわいい)パンツだから、オムツにバイバイしようね」と、お子さんと一緒に「オムツバイバイ」して、心の切り替えをします。



悲壮感が漂うお別れではなく、明るい気持ちでオムツとお別れしてください。お兄さん(お姉さん)の階段を一歩登るのですから、晴れがましい気持ちでお願いします。


そして、一度オムツにバイバイしたらば


旅行や帰省で新幹線や飛行機に乗ろうが、オムツには戻らない」ように気をつけてください。


親御さんの気持ち的にわかりますよ。飛行機や新幹線で漏らしたらどうしよう!という不安。


でも、空港や駅のトイレで必ず乗る前におしっこさせること、必要であれば搭乗前には多少水分を控えることの2つに気をつければ、この段階まできているお子さんがジャバジャバ漏らすということもないと思います。


ここでまたオムツを履いてしまうと、オムツに戻ってしまうことがあるので注意が必要です。


さあ、これがオムツ外しの3ステップです。


どうですか・・・割と地味ですし手間がかかりますよね。一人で背負うにはストレスも溜まるでしょうから、できればパートナーの協力が得られやすい時期にした方が良いと思います。



パートナーが実際に協力してくれなくても良いのです。トイトレをスムーズに行うには、親御さんには心の支えが必要。



トイトレがこじれてしまって一人で抱え込んでしまうと、親御さんの精神的にかなり来ます。特にステップ3はまだお漏らしもしちゃうかもしれない時期なので。。。



(3度目で絶対にしつこいとは思うんですが→)幼稚園入試を控えているお子さんは、入試に間に合うかどうかも計算しないといけませんので、とにかくゴールデンウィークでのオムツ外しを狙いましょう。そのためにはステップ1は3月〜4月くらいから始めると良いでしょう。


ここまでお伝えしておいて最後にナンなんですが・・・子どもって、してほしくないところに限ってお漏らしします。ソファーとかベッドとか「ここ洗えないよっ!!」っていうところを狙っているかのように。


なので、愛を込めて心からお祈りします。


「皆さんのお子さん(と皆さん)がストレスなくトイトレできますように!!」


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https://www.mom-n-baby.net/kidscollege