お受験スリッパの奥深き世界~小学校・幼稚園ケース別選び方~

幼児教室校長が語る「お受験スリッパ」

楽しい知育&幼小お受験専門家の青木みのりです。

秋真っ盛りです。10月後半の金木犀の香りとともに、毎年毎年巡ってきます。そう、秋は幼稚園や小学校受験のシーズンです。

この時期の街に目をこらすと、紺色のお受験服を着た母親と小さな子どもが歩いていますね。首都圏の地下鉄やバスの中でも、ちらほらお見受けします。

お受験を経験した人であれば「ああ、今年もそういう時期か」と思われるでしょう。お受験に縁のなかった方は、もしかしたら「なぜみんなあんな同じような服を着るのかしら?」と不思議に思われるかもしれません。

倍率の出る人気幼稚園や私立小学校受験ではある意味、母親の標準装備になっている「お受験ワンピース(濃紺の半袖ワンピース+濃紺のジャケット)」ですが、実はお洋服だけでなく小物も重要な意味合いを持ちます。

今日はお受験における重要な小物「お受験スリッパ」について、幼児教室の現役校長として語りたいと思います。

お受験スリッパは絶対に必要なのか?

お受験の時に使うスリッパについて、しばしば「手持ちのもので代用できないか?」というご質問を受けます。

結論から申しますと、手持ちのものでも大丈夫です。

そもそもお受験でスリッパが必要な理由は、小学校や幼稚園の受験では面接があるから。

面接は教室などで行うため、校舎を汚さないためにも上履きに履き替える必要があるからです。

上履きは「土足禁止の場所で、履き替えるための履物(ウィキペディアより)」ということですから、本来であればどんなスリッパでも構いません。

しかしお受験である以上、立場としては「選考される側」ですから、あまりカジュアルなものを履いて行って印象が悪くなるようだと困りますね。

そこで誕生したのが、お受験面接の場で違和感のない「お受験スリッパ」です。

仕様としては「色が黒か紺」そして「無地」
この2ポイントを満たしていれば、普通のスリッパでも大丈夫です。

お受験での保護者面接は、ビジネスの現場での面接やプレゼンとはベクトルが全く違います。

優秀なビジネスパーソンとして自己主張をする場ではありません。子供の保護者として、善良で謙虚な保護者であるという雰囲気を醸し出す必要があります。

その時に、ポップなキティちゃんスリッパや健康サンダルでは違和感がありすぎますのでやめましょう。

高価なものでなくても良いので、お受験用のスリッパはマスト買いしてください。

もちろんご自分の趣味やお好みでスリッパをお選びいただければ良いのですが、独断と偏見にてお受験スリッパを3パターン選んでみました。

ご参考になさってください。

(1)ニトリで見つける!お受験スリッパ

例えば
国立大学附属小学校
アットホームでカジュアルな私立小学校
お受験色の強くないご近所私立幼稚園

上記のような学校や幼稚園、小学校の場合、お受験スリッパは合否に対してもあまり大きな意味を持ちません。

黒か紺の無地のものを選んでいただければ、ニトリの携帯ルームシューズやフォーマルスリッパでも十分お受験スリッパとして用いることができます。

面接の場でも違和感なく、先生がたに失礼にも当たりません。堂々と履いて行っていただいて大丈夫です。

ニトリのスリッパとルームシューズは、子どもがどの進路に進もうとも(仮に保育園や公立小学校に進もうとも)入園式・入学式や参観日などで持っていたほうが良いものです。

リーズナブルなのでスリッパと携帯ルームシューズどちらも1足ずつ持っていてもよいでしょう。

スリッパは入学式、入園式など式典用に。携帯ルームシューズは参観日、父母会の行事手伝いなどに重宝します。

どちらもお値段は600円〜700円くらいです。お受験スリッパとして”お値段以上”かどうかは判断に迷うところですが、スリッパはかかとが低いこと、ルームシューズは底が薄いのが難点です。

(2)お受験ネットショップで見つける!お受験スリッパ

人気のある私立小学校
人気のある私立幼稚園

人気があるところというのは、倍率が出ているところでもあります。倍率が1.5倍を越えるところは、落ちる子がまあまあ普通に出るところという認識です。

倍率が出るような人気の学校や幼稚園を受けるならば、合格できるように頑張って準備を進めてきた子どもの足を引っ張らないことが重要です。

そして「郷に入っては郷に従える保護者です」ということを示す必要があります。

服装もお受験スーツ(濃紺の半袖ワンピース&ジャケットのセットアップ)を着用すると思いますし、お受験スリッパとして売り出されているものを着用した方が安心でしょう。

親子遊びや親子活動のある幼稚園や学校の場合は、立ったり座ったりすることが多いのでお受験用携帯ルームシューズ。

面接の場ではスーツに映えるお受験スリッパ(かかとのあるタイプ)を着用しましょう。

かかとがあるお受験用スリッパ(女性の場合は4センチくらいのもの、男性の場合は2センチくらいのもの)は、以下の点で優れています。

  • 歩く時にペタペタと音がしない
  • 秋の試験は寒く、かかとがあることで足元冷え予防に適している
  • 姿勢良く見える効果が期待できる

濃紺のスーツでビシッと決めていても、歩く時や階段の昇り降りの時に「ペタン!パタン!」と音がするのはとても興ざめなものです。

お受験に特化したネットショップで、1500円〜3000円くらいのものが目安となります。

なお、お受験スリッパでもお受験ルームシューズでも、必ずセットで外履きを入れる袋を持って行きましょう。

これは履いてきた外履きを入れる袋です。履いてきた靴は袋に入れて校内で持ち歩くため、大きめの靴袋が必要なのです。

この際、稀にスーパーのレジ袋を代用している方もお見受けしますが、紺や黒のお洋服に真っ白なレジ袋は目立ちますし、出し入れや持ち運びにガサガサ音がするのもスマートではありません。

100円ショップでも良いので、黒か紺の無地のシューズ袋を買ってください。ガサガサ音がしない素材のものを選んでください。

大きさは、お試験当日に履く外履きの黒パンプスや紳士用の革靴がスムーズに入るよう大きめのものを買いましょう。

(3)デパートで見つける!お受験スリッパ

有名私立幼稚園
有名私立小学校
を受験する場合は、ケチらずに質の高いスリッパを百貨店で買ってください。

親子遊びがある幼稚園によっては、底がゴムのいわゆる普通の上履き(バレエシューズ)と指定されるところもあります。

カトリック校の場合はとくに、質素で華美にならないものを選ぶことが大切です。

おしゃれは足元からとも言いますので、高級で履きやすく、格式を感じられる一品をご購入ください。

どんなに準備をして行っても、どんなに代々その学校とご関係があろうとも、待合室で居合わせる隣の保護者が、ついつい自分よりご立派な保護者に見えるのがお試験当日です。

「私は最高級なスリッパを履いている(=だから堂々としていよう!)」という自己暗示も大切です。そのためにも「高級デパート仕様」というものではなく「高級デパート」で買ってください。

具体的には三越、高島屋、伊勢丹などのお受験コーナーで販売員の方にご相談ください。履く方の身長とのバランスや受ける学校に対して最適なものをチョイスしてくださると思います。

ちなみにスリッパのお値段は5000円〜10000円くらいです。

まとめ

本当は、保護者がどんなスリッパで面接を受けようが、学校がそのお子さん(とご家族)とご縁を結びたいと思えば合格となります。細かいことはあまり気にせずに「履きたいものを 履けばよい」のです。

しかし、学校や園のカラーによって異なるドレスコードが存在します。ご自身で判断つきかねる場合は、お通いの幼児教室の室長先生に尋ねてみましょう。

おまけ:中学受験で「お受験スリッパ」は必要か?

ちなみに中学校受験になると親の面接はほぼありません。保護者がどんな服装だろうがどんな上履きだろうが合否には関係ありません。

子どもを試験会場まで送り出せば、保護者は待合室で待つだけです。みな自分の子どもの健闘を祈るので精一杯ですので、隣の保護者がどんなスリッパを履いていようが関心を払いません。

つまり、中学受験の現場では、付き添いの保護者の上履きがキティちゃん模様のポップなものでも、健康サンダルでも、ご本人がそれを履きたくて上履きにしていれば別に構いません。

平たく言いますと、保護者がどんなに高級なお受験スリッパを履いていたところで、子どものペーパーテストの点数が悪ければ不合格になります。

反対に、付き添いの保護者がポップなキティちゃんスリッパを履いていても、子どもの点数がよければ合格するのが中学受験なのです。

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