[先生のお話会]サレジアン国際学園目黒星美小学校より増田先生をお招きいたしました
こんにちは、MBキッズカレッジ校長の青木です。
昨日、サレジアン国際学園目黒星美小学校より入試広報部長の増田先生をお招きし、学校生活や宗教教育、子どもたちへの関わりについてお話を伺いました。今回のお話し会では、宗教教育や男女別学、日々の学校生活についてまでたっぷりとお聞きすることができました。
先生方が子どもたちをどのように見ておられるのか、どのような思いで関わっていらっしゃるのかが伝わってくる、とても貴重な時間でした。
宗教教育について
「宗教」と聞くと、聖書のことを学んだり、行事について知ったりする時間という印象を持たれる方もいらっしゃるかもしれません。けれども、今回のお話を伺って、宗教教育とは子どもたちの毎日の生活や人との関わり方につながっていく学びなのだと感じました。
たとえば、「友達とはどういう人なのか」というお話について、友達はただ一緒に遊ぶ相手ではなく、相手の喜びを一緒に喜び、悲しみを一緒に悲しむ相手でもある。そして、もし友達がよくないことをしていたら、注意してあげることも友達の役目になる。そうしたことを、宗教の学びを通して、子どもたちにわかる言葉で伝えていくそうです。
小さな子どもたちにとって、こうした価値観は、一度聞いただけですぐに身につくものではありません。日々の生活の中で先生方が声をかけ、子どもたち自身も考え、少しずつ行動に移していく積み重ねが大切なのだと思いました。
聖母祭のお話
5月に行われた聖母祭についてのお話も、とても心に残りました。マリア様にお祈りをする行事に向けて、子どもたちは「マリア様に何をしてあげられるだろう」と考えるそうです。
マリア様のことをよく知らない子もいるということから、「マリアさまって、みんなのお母さんなんだよ。みんなはお母さんにどんなことをしてあげたい?」と問いかけるそうです。
目の前に実際にいるお母さんになら、「肩をもんであげる」「お手伝いをする」など、具体的に思いつきます。でも、目に見えないマリア様に対して何ができるかとなると、子どもたちは抽象的な概念で考えはじめるということです。
そこで出てくるのが、「友達と仲良くする」「先生のお話をよく聞く」といった、自分たちの生活の中でできるよいことだそうです。そして、行事当日だけではなく、準備の期間を通して「友達と仲良く過ごせますように」と祈りながら生活し、毎日そのことを思いながら過ごし、できたことに対して「ありがとうございます」と祈る。このような経験があるからこそ、行事がただの一日で終わらず、子どもたちの心に長く残っていくのだと思いました。
大人になってからも、「誰かのために自分にできることはないか」と考えた経験は、その子の心を支えてくれるものになるのではないでしょうか。
人のために祈ること、感謝すること、自分の行いを振り返ること。そうした積み重ねは、喜びも悲しみも、時には後悔や怒りも抱えながら生きていく中で、自分の心を整える力につながっていくのだと思います。
高学年からの男女別学
5・6年生で男女別学になる仕組みについても具体的に伺いました。ご存知の方も多いと思いますが、目黒星美小学校では1年生から4年生までは共学で過ごし、5年生から男女別のクラスになります。
共学校でありながら、高学年になると教室が男女で分かれるというのは、とても特徴的な仕組みだと感じます。(私が知る限り、おそらく小学校では目黒星美小学校だけなのでは?)
なぜ5年生から教室を分けて男女別にするのか?というお話ですが、まず低学年1年生から4年生までは、共学の中で学習面や生活面の基礎を大切に育てていくそうです。そのうえで、高学年になると男女の発達の違いも出てくるため、それぞれの成長段階に合わせた関わりがしやすくなるとのことでした。
女の子には、同性の先生だからこそ伝えられることがあります。将来の人間関係を見据えて、時には厳しく声をかけることもあるそうです。
男の子には、男の子だけの空間だからこそ、率直に向き合える良さがあると伺いました。高学年の男の子たちはエネルギーも大きく、集団としての難しさが出てくる時期でもあります。その時に、男子だけだからこそ届く言葉や関わり方があるのだと感じました。
別学になるのはクラスだけで、行事などは6年生まで男女一緒に行います。男女を分けることが目的なのではなく、その時期の子どもたちに合った環境を整えることが、子どもたちの成長を支えているのだと思います。
心に残ったこと
今回のお話を伺って、サレジアン国際学園目黒星美小学校では、友達との関わり方、自分の気持ちとの向き合い方、祈ること、感謝すること、謝ることを、日々の生活の中で大切にされているのだと感じました。こうした毎日の小さな積み重ねが、子どもたちの心の土台を作っていくのだと思います。
大人になってからも、私たちはつい人と比べてしまったり、うらやましく思ったり、心がざわつくことがあります。だからこそ、小さい頃から「ありがとう」と感謝すること、「ごめんなさい」と振り返ること、そして誰かのために祈ることを日々の中で経験していくことには、大きな意味があるのだと感じました。
人を信じることができる心、自分の気持ちを静かに見つめる時間、そして人のために何ができるかを考える姿勢。そうしたものは、すぐに目に見える力ではないかもしれません。けれども、長い人生の中で、その子自身を支えてくれる大切な土台になっていくのだと思います。
今回のお話を通して、宗教教育は特別な知識を学ぶ時間というだけではなく、子どもたちがこれからの人生を少しでも穏やかに、しなやかに生きていくための教育でもあるのだと感じました。
増田先生、このたびは貴重なお話をありがとうございました。ご参加くださった皆様にとっても、学校を知るうえで、またお子さまの成長を考えるうえで、大切な時間になったことと思います。
小学校受験をご検討されている皆様、ぜひ目黒星美小学校に足を運んでみてください。2026年夏の学校行事は下記URLからご確認いただけます。
目黒星美小学校(広報行事)
https://www.meguroseibisho.ed.jp/event/


