「おはなしで学ぶ」出版記念講演会レポート

2023年7月1日(土)・・・私の7、8、9冊目になります『おはなしで学ぶ かずとかたち』『おはなしで学ぶ せいかつじょうしき』『おはなしで学ぶ ことばともじ』の3冊同時発売記念講演会が開催されました!

今回発売の3冊とともに、「うらしまたろう」もお目見え

この講演会は、版元の実務教育出版のセミナールームを貸していただいての開催でした。

あいにくこの日は朝から雨模様・・・。

お足元の悪い中、皆さん来てくださるのだろうかという不安と緊張が入り混じるなか、会場設営は着々と進んでいきます。

会場スタッフとして、ゆかいな編集チームの皆さんに当日も朝早くから色々とお手伝いいただきまして、本当にありがたい限りです。

私ほどの年頃になりますと大変嬉しい女優ライトとか、アーカイブ録画を収録するためのカメラとか、スタッフの控室にスタバのコーヒーを用意してくれることまで、あれやこれや。

何よりも朝、私が会場に行っていきなり涙が出そうになったのは、編集チームの皆さんからのお花。机の上にメッセージを添えて置いてありました(感動)。

ゆかいな編集チームの皆さんからの温かい愛をひしひしと感じながら、講演会の準備を進めます。

ゆかいな編集チーム

「ゆかいな編集チーム」という名前は、私が付けました。だって、あまりにも制作現場が楽しすぎるから。

ことの発端は、版元の実務教育出版内で「こども本プロジェクト」が発足し、「おはなしワークブック(絵本とドリルのいいとこ取り本)」というシリーズなどを展開するチームができたこと。

商業出版をするときは、著者は出版社の担当編集者と1対1でタッグを組んで本を作るのだと思っていました。

つまり著者に対して出版社ごとに担当編集者は1名ですが、今回の「おはなしワークブック」シリーズでは同じ社内で6名の編集者さんとチームを組ませていただきまして、そのチームで本作りをしたという感じです。

(こども本プロジェクトは、他にも「5分でカイケツ道場」シリーズなども手掛けているよ🎵)

実務教育出版の若手編集者さんたちが集まって組んだチームに、私も著者として8作品も関わらせていただくことができました。

なかなか続けて書かせていただけることも難しいこのご時世に、私は本当に運が良かったのだと思います。ありがたいことです。

若手編集者さんたちは皆さん私よりも若くて、とても優秀な人たちばかりでしたので、ご一緒に仕事をしていてとても刺激になりました。

その賑やかな部活のようなプロジェクトチームに、いぶし銀のベテラン編集者さん2名が部活の顧問のように加わってくださり、全体がピリッと引き締まるといいますか、そのようなチームでしたね。

大好きな「ゆかいなチーム」の皆さん。

改めて振り返ってみると、2021年コロナ禍の中で発売を迎えた『おはなしワークブック1 がんばれ!ももたろう』から2023年7月12日発売の最新作、『おはなしワークブック5 おかえり!うらしまたろう』まで

そしてデラックス版とも言える今回の『おはなしで学ぶ』シリーズ全3巻の併せて8作品にもなったのですね。

制作は本当に、とにかく楽しかったですね。もちろん良い作品を作ろうとみんなで切磋琢磨して真剣勝負の場ではあるのですが、打ち合わせには始終笑い声が絶えないという本当に楽しい現場でした。

おかげさまで大きなストレスも全くなく出版までいけたという感じです。ありがたいことです。

⇩こちらがその8作品

私はデビュー作から今まで幼児用ドリルを作ってきました。

本は著者と編集者さんだけで作れるわけはなく、イラストレーターさんやデザイナーさんなどたくさんの方も関わってくださいます。

幼児用ドリルは、文章だけでなくイラストの割合もとても大きいです。

私の書いた原案の絵(←画伯レベルです/笑)を見て、きちんと魅力的なイラストにしてくださるイラストレーターさんとの間には編集者さんが入って交通整理をしてくれます。

ちなみにこれは、『しっかり!3びきのこぶた』に出てくる青ぶた⇩

いかがですか。ビフォーアフター。

ビフォーで書いた「肉」が、アフターでは見事に「ギター」に変換されています。

美食家なイメージだった青ぶたは、イラストレーターさん(と、編集者さん)のおかげで、おしゃれで美しいものを愛するステキな青ぶたになりました。

もともと青ぶたのイメージは、私の中ではDAVID BOWIE と横山剣さんをイメージしていたので、結果として肉よりギターのほうがよりイメージに近い!ということで、やっぱりさすがイラストレーターさん(と、編集者さん)!

今回の『おはなしで学ぶ』の全3巻では、関わってくださったイラストレーターさんも何人もいらっしゃったので、交通整理も大変だったと思います。

編集者さんのお仕事すごい!

講演会の内容

さて、講演会のテーマは「小学校の勉強ができる子になる3つの方法」。

一つ目の「日常の中で学びの種を見つけよう」では、今回の新刊『おはなしで学ぶ せいかつじょうしき』を使った具体的な内容をお伝えしました。

ここでは、猿かに合戦に出てくるカニのモデルと言われている「もくずがに」の話で盛り上がり。藻屑(もくず)ガニです。もずくガニではありません。

二つ目の「できるだけ実物を使おう」では、新刊『おはなしで学ぶ かずとかたち』を使って、どのように具体物を使うと効果的かというお話をしました。

つるの恩返しで出てきた「見え方の推理」の問題では、ご家庭にあるモップとお盆を使って考える方法を伝授いたしました。

モップとお盆です

三つ目の「語彙を増やそう」では、『おはなしで学ぶ ことばともじ』を使って、どのように日常の中で言葉遊びをすると語彙が増えるかというお話でした。

自分の考えていることを、自分の言葉できちんとお話できる子というのは、素晴らしいですよね。でもこれがなかなかできないのです。

まずは言葉の数を増やす。そして、普段の会話を楽しく膨らませる、というのがコツです。その辺りを色々とお話させていただきました。

講演会では、ものすごく真面目な内容を、いかに楽しくお聞かせするかに全集中です。

アーカイブ放送でもみられる講演を、参加者の皆様にはわざわざ足をお運びいただいたくわけです。

それなら、会場でしか聞けない楽しい話を盛り込もう!!と思いまして、工夫したのがこちら。

オフレコ札⇩

きゃーーー

映像に残せないようななんだかすごく強力なこの札を上げることで、そこはアーカイブを編集でカットしていただけると目論んだ私。

最初はマツケンサンバのうちわにしようと思ったのですが、残念ながらマツケンうちわは入手できず。

仕方ない、手作りするか。と、ダウンロード会員となっているイラストACの中で「インパクトのある顔」と検索したら出てきたのがこのすごい顔のイラスト。

見つけた瞬間、どうにも笑いが止まらず、このイラストをうちわに貼ることに決定!

アーカイブには残せないお話をする時には、この札をあげるという計画です。ふふふ。

大人だけよ。良い子はオフレコ札を見ないでね!夜トイレに行けなくなっちゃいます。

幼児教室校長であり、著者でもあるということ

わたしがお仕事をしている業界は、小学校受験の業界です。

お受験業界とは、どちらかというと古い体質の残るところもあるトラディショナルな業界です。

そして、小さな子どもたちの受験合否に関わるシビアな世界です。

中学受験や高校受験の進学塾、あるいは大学受験の予備校と同じように、入試に受かっていただくためには厳しいことも言わなければならないこともあります。

小学校受験とはいえ、厳しい受験の世界です。まだまだ小さい5〜6歳の生徒さんにとっては、おそらく人生で初めての受験になるでしょう。(幼稚園受験は別として)。

私たちは、そのお子さんの人生初めての受験の一番の伴奏者でありたいと思っています。

小学校受験の主役は年長児のお子様ですから。我々は当然、縁の下の力持ちの役割を果たすべく毎日頑張ります。

我々は常に主役のお子様とご家庭の様子を見ながら指導を進めていく必要があります。希望校から合格をいただけるように、私たちも縁の下の力持ちを全力で頑張ります。

ところが、本の執筆&出版は、自分が神輿の上に乗ります。神輿に乗らせていただく仕事です。

制作中は孤独な時間も多いのですが、クリエイティブで刺激的な世界です。発売されたら著者たるもの、本をきちんと届けることまで仕事だと思っています。

本がなかなか売れなくなっている昨今、発売日を迎えたからといってお祝いムードだけではないのです。「この本、売らなきゃ!」という責任感。

1回目の増刷の声を聞くまではやっぱり安心できず、居ても立ってもいられず販促の手を緩めるわけにはいかないのです。

ある著者さんはAmazonでキャンペーンを仕掛けてAmazon1位を取る作戦のかたもいらっしゃいます。SNSを中心に本の告知をたくさんされるかたもいらっしゃいます。

また、ご自分のやっておられるセミナービジネスのお客様に10冊も20冊も本を買ってもらえるようお願いするということもあるでしょう。

著者さんによってそれぞれですが、私が著者としてやっていることは「書店さんを巡る」です。

もちろん忙しい書店さんにお邪魔にならないように細心の注意を払っていきます。

もともと書店巡りが趣味ということもあり、いく先々で欲しい本を見つけたり、文具を買ったりするのも大好き。なので、デビュー作からずっと書店さん巡りは行っています。

編集者さんもびっくりの数字で、「ここまで書店訪問する著者の先生はおそらく日本に5人もいないと思います!」と、日本のトップ5認定していただきました!密かにすごく嬉しいです!

今年の夏は10作目の『おかえり!うらしまたろう』の発売も控えています。

暑い夏にもぴったりの本です!

2023年の夏に、なんと4冊もの本を出すこととなりました。

これからも暑い夏が続きますが、楽しんで書店さんに行って来たいと思います。

以上、開催レポートでした!アーカイブが公開されたらお知らせしますので、またぜひご覧くださいね。

おはなしで学ぶ『かずとかたち』『せいかつじょうしき』『ことばともじ』紹介動画