[学校訪問記]トキワ松学園小学校(2023.1.21)
こんにちは、幼稚園・小学校受験のための幼児教室、MBキッズカレッジ校長の青木みのりです。
昨年も大寒(だいかん)のころトキワ松学園小学校の学校説明会に参加し(記事はこちら)、それからあっという間に1年。
今回は久しぶりに学校でのリアル開催となった学校説明会。先週の大寒前日にお邪魔してきました。
学校見学の際には、MBキッズカレッジ卒業生のお子さんたちに会えることを楽しみにしています。
それはもう、教室で一緒にお勉強していたお子さんたちが、のびのびと楽しそうに小学校に通っている様子を見ることができますからね。
ご縁をいただいた学校で頑張っている卒業生のお顔を見ることができる瞬間は、幼児教室の講師として合格の吉報と並んで一番嬉しい瞬間です。
宇宙船トキワ松号
トキワ松学園小学校は、 東急東横線の都立大学駅から歩いて10分弱。私たちの幼児教室MBキッズカレッジのある用賀・桜新町エリアからもバスや電車のアクセスがよく、通いやすい目黒区碑文谷というところにあります。
環七と目黒通りの交差点近くの、碑文谷警察のすぐ裏手にあるのがトキワ松学園小学校です。大通りからは一本奥に入るため、都会の真ん中なのに落ち着いた静かな環境にあります。
さらに学校の校門前には警備員の方もいらして、お子さんたちが安全に登校できるように誘導してくれます。
トキワ松学園小学校に着くと、私はいつも巨大なエントランスに圧倒されるのですが、皆さんいかがでしょうか。
独特の迫り出し型になっていて大きな宇宙船のように見えるので、私は密かに「宇宙船トキワ松号」と思っています。
昭和の頃に聞いた『宇宙船ぺぺぺぺラン号』のような哀愁のある宇宙船ではなく、トキワ松号は子どもたちが楽しい冒険に行くよ!という感じの明るい宇宙船です。
宇宙船にいざ乗車!とばかりにエントランス先の玄関ホールに抜けると、大迫力ギョギョギョなお魚の絵が!

前東京海洋大学学長で金魚博士としても知られるトキワ松学園理事長の岡本先生と、東京海洋大学名誉博士さかなクンのご縁で、特別に講演会が開かれた際のイラストとのこと。
お魚が好きなお子さんは特に、トキワ松学園小学校の宇宙船のようなエントランスをくぐった先にある水槽とさかなクンの迫力満点の絵画に、きっと目を輝かせるだろうなあと思います。
トキワ松学園小学校の雰囲気について
一クラス23人までの少人数制で、とてもアットホームな雰囲気のある学校です。児童さんたちも先生がたもみな明るく、のびのびと楽しそうにしています。
トキワ松学園小学校の授業の中でも、私が特に印象深く感じている授業が「俳句」です。俳人でもある現校長の栗林先生のもと、俳句の授業はトキワ松学園小学校の特徴の一つだと思っています。
エントランスにも「お〜いお茶 新俳句大賞」佳作受賞の垂れ幕が輝いていました。
俳句の授業の様子は、学校ホームページのブログなどにも書かれているので、ぜひお読みくださいね。お子さんたちがみずみずしい感性で、日常の風景を俳句にどのように切り取っていくのか、様子が描かれています。
心を言葉に反映させること、そして言葉を大切にすること。俳句からたくさんのことが学べると思います。
トキワ松学園小学校は、中学校受験に対して学校一丸となって応援してくださる校風があり、高学年になると男子は全員中学受験、そして女子も中学受験にチャレンジするお子さんが多いと聞きます。
高学年になるとお勉強も大変になってくるのでしょうが、学校生活ではお子さんたちみなさん本当に明るく遊んでいます。特に低学年の間は遊びを本当に大切にしているとのこと。
休み時間も見学しましたが、みなさん、体全体で喜びを表現しながら本当に楽しそうに遊んでいました。
そして校庭の隅で見学している私たちの前を通り過ぎるお子さんたちは、口々に「こんにちは!」と元気にご挨拶してくれました。

コロナの時期を経て、いま学校生活は・・・。
宿泊を伴う学校行事が多いのは、私立小学校の特色かもしれません。スキー合宿や、林間学校や、そういった泊まりの行事は、子どもたちにとって後々の思い出にも残りますよね。
トキワ松学園小学校も、コロナ禍ならではの制限はありつつも、現在は校医の先生と綿密に相談しながら、安全に最大限の配慮をして少しずつ普段通りの学校行事に戻していると伺いました。
行事のお話で印象的だったのは、昨年の夏に行われた学校宿泊のお話です。
学校宿泊とは、学校にある和室に2年生が泊まる行事とのことで、夜の学校探検をしたり、バブルアートで楽しんだり、広い校庭を水鉄砲大会でびしょ濡れになったり、近くのお風呂屋さんを貸し切ってみんなで銭湯に入ったりと、「それ、絶対こどもたち楽しいでしょ!」という行事。
トキワ松ファミリーの象徴である学園会バザーも、できる限り元の形に戻すということで約3年ぶりに開催したそうです。
飲食の催しはなかったそうですが、子どもたちは射的やストラックアウトなどのゲームをとても楽しんでいたとのことです。
思い起こせばこのコロナ禍の間の3年間、子どもたちの行事はことごとく中止になりましたね。小学生だけでなく、中学生も高校生も、そして大学生も。
大切な学童期や青春の時代に、本当だったら経験できたはずの様々な学校生活や楽しい行事が失われました。これからは少しずつ、少しずつ、元の日常が取り戻されるのでしょうか。
トキワ松学園でも、校医の先生や、教職員の先生、そして保護者皆さんも、子どもたちが安全に楽しめるように力を合わせていらっしゃるご様子がとても印象的でした。
ちなみに、トキワ松学園小学校では子どもたち向けの行事だけでなく、小学校同窓会の「さつき会」でもスキークラブがあったり、保護者対象の着付け教室などもあるとのことで、親子揃っていろんな行事に参加できますね。
少人数制だからこそ、生徒一人ひとりとご家庭と学校との結びつきが強く、在校生も保護者も卒業生も教職員の先生方もみんな「トキワ松学園が大好き!」という絆で結ばれている感じが、とても素敵だなと思います。
学校の地下には売店を併設しているカフェテリアがあるのですが、地下とは思えないほどとても明るいカフェです。こちらの売店は小学生たちも利用可能で、ノートや鉛筆を買ったり、軽食などを購入することができるそうです。
カフェテリアの壁にはポップなアート作品が飾ってあり、自動販売機なども充実していました。廊下にも、トキワ松学園 横浜美術大学の学生さんによる絵画や写真が飾ってあって、素敵なアート作品が並んでいました。
さらには道一つ隔てたところにある体育館とプールも見学してきました。体育館にはボルダリングの壁が天井高くまでそびえ立っていて、7月の小学校入試体験の時にはボルダリングもできるそうです。とっても楽しそう!
そして、地下の温水プールはまるでホテルのような雰囲気もありました。 こちらのプールで夏休みにプールレッスンもあるということで、泳ぐのが好きなお子さんにとっても嬉しいですね!

トキワ松学園小学校と中学受験について
様々な体験行事が充実しているトキワ松学園小学校ですが、高学年の教室には中学受験に向けて入試の赤本がずらっと並んでいます。
多くのお子さんが中学受験をするので、子どもたちにとっては受験勉強に向かいやすい環境だといえるでしょう。
6年生は1月になると四周目は午前中授業、都内入試解禁日前日の1月31日は学校がお休みになるそうです。
6年生女子は、女子校であるトキワ松学園中学に内部進学するお子さんもいらっしゃれば、 自分の行きたい中学校にどんどん挑戦することもできるそうです。
トキワ松学園の中学校は特待生になれると授業料が免除されるとのことで、内部進学のお勉強もしっかり頑張って特待生目指すお子さんもいらっしゃることでしょう。
栗林校長先生は「男子も女子も、子どもたち一人ひとりが持つ進路の希望を応援したい。」とおっしゃっていました。
「どんな学校でも、合格した学校が自分にあった学校であるということ。そして全力を尽くしたら、あとはご縁です。」ともおっしゃられていて、とても共感を覚えました。
どの受験にも当てはまることだと思うのですが、目標に向かって一生懸命頑張るプロセス自体が素晴らしいことであって、そしてその結果、ご縁をいただいた学校は、その子にとってきっと一番輝ける学校なんだとつくづく思います。
トキワ松学園小学校の目標は「健康・感謝・親切・努力」の四つ。この4つの教育目標をとても大切にされています。
こどもたちを温かく包むように心の教育をしっかりするということ、そして先生がひとりひとり愛情たっぷりにかけられること、それが少人数制であるトキワ松学園小学校の醍醐味なのだと思います。
トキワ松学園小学校 入試について
昨年秋の入試では、募集定員40名のところ女子64名、男子84名、合わせて148人の出願があったそうです。割り算すると3.7なので、単純計算でご縁をいただけるのは3〜4人に1人の割合という感じでしょうか。
入試問題も見せていただきましたが、難解なペーパーがバリバリ出てくるというよりは、基本的なお勉強がきちんとできていればきっと解ける問題が多いと感じました。
お話の聞き取り、生活体験(マナーやルール)、推理思考(去年の秋はジャンケンに関係する規則性の問題)、季節に関する問題などなど、満遍なくおさらいしておくと良いですね。
ペーパーの枚数は5〜7枚程度とのことで、そんなにたくさんの問題量を行うわけではないと思いますが、先生のお話をよく聞いて、諦めずに頑張る姿勢がみられると良いと思います。
入試は授業スタイルで行っているとのことで、まず最初は先生と一緒に練習してから本番の問題に入るということです。練習問題で先生のお話をよく聞いて、やり方をしっかり把握して、その後は自力で頑張って取り組めると良いでしょう。
先生のお話をよく聞いて入試問題を解くためには、幼児教室などに通ってある程度のトレーニングが必要だと思いますが、トキワ松学園小学校の入試では、特定の訓練を過度に重ねたかどうかではなく「相手の話を聞こう、一生懸命取り組もう」という姿勢を大切にしているとのことです。
ペーパーだけでなく、行動観察ももちろんあります。集団遊びや運動において、指示行動や基本的な運動、ルールを守って友達と協力して遊ぶ時間などの総合的な判断がなされます。
その一環で、先生が絵本の読み聞かせをする時間もあるそうです。お話を聞いた後、その絵本について先生やお友達との対話をするようですので、ここは要練習ですね。
普段の幼稚園や保育園などでも行われている絵本の読み聞かせの延長線上にありながら、そこはやはり入試です。ある一定の緊張感がある中で、マナーを守って絵本を楽しめるかどうか。
小学校生活は集団での生活となりますので、5歳児なりにその感覚が身についているのかも大切な要素だと思います。
そして、自分の思ったことを自分の言葉で言えるように、お友達や先生のお話をしっかり聞けるように、そういった機会でたくさん練習しておけると良いでしょう。
ご家庭や地域の中で、いろんな人とコミュニケーションを取ってお話しする練習をしたり、人の話を静かに聞く練習をしておくと良いと思います。 いわゆる口頭試問の練習も、日々の生活の中でたくさん取り入れておきましょう。
巧緻性の作業の時間もあるようですので、日頃から楽しみながら迷路の問題を解いたり、絵を描いたり、指先の練習をしておくと良いと思います。過去にはおはじきを入れて袋にチャックをしたり、色塗りが出題されたこともあったようです。
さて、トキワ松学園小学校はファミリー感の強い学校ではありますが、入試において兄弟枠はありません。
つまり、上のお子さんが在学生だからといって、必ずしも下のお子さんが入れるとは限りません。したがって、年中11月ごろになったら入試を意識して少しずついろんな練習をしておくと良いですね。
トキワ松学園を第一希望とする場合は、11月1日午前の枠で出願するお子さんが多いと思います。2024年度入試の募集要項を見ると、入試日は11月1日と2日の午前・午後で、どちらか選べます。
面接は保護者のみで、10月14日か10月21日(どちらも土曜日)の午前か午後の選択制ですね。出願はインターネット出願となり、9月1日から出願サイト上で事前入力可能となり、出願日は10月1日からとなります。

最後に
トキワ松学園小学校の百合岡教頭先生からは「子どもがのびのびと自分らしさを出せるには心身のゆとりが大切なので、ぜひご家庭でもゆとりを持って大切にお子さんを育ててほしい」と伺いました。
幼稚園や保育園の集団の中で、基本的な生活習慣をしっかりと身に付けて入試に挑めるように、毎日の生活を大切に過ごしましょう。
親子で絵本の読み聞かせ、豊かな自然とたくさん触れ合うことなど、ペーパーのトレーニングだけでなく、明るく取り組めるのが一番だと思います。
トキワ松学園小学校は、個別見学会も開催されているので、学校の様子をご覧になりたい方は学校に直接お電話でお申し込みくださいね。
お子さんの同伴も可能とのことなので、ぜひ親子で小学校の普段の生活や学習の様子をご覧になってみてはいかがでしょうか。
そして、トキワ松学園を希望する方は、ぜひ世田谷区用賀にあるMBキッズカレッジでこちらのクラスをチェックしてみてください。
私たちとご一緒に、親子で楽しみながら小学校入試の準備をしませんか。

