国立小学校受験の奥深い世界

国立大学付属小学校入試は、とても奥深い世界です。
「私立小学校受験は敷居が高い。けど国立小学校なら興味ある」
という方は多いと思います。保護者の皆さんにとって国立大学附属小学校は大きな魅力がありますよね。
とにかく経済的にも国立大学附属小学校は非常にお財布に優しいです。公立小学校よりは多少かかりますが、6年間の私立小の学費と比べたら大変な金額の違いとなります。
クラスメートも学力や体力、運の強さを兼ね備えたお子さんたちが入学してきます。とんでもない倍率をくぐり抜けてきた子たちばかりですから。
お財布には優しいのに最先端の教育が受けられる環境にもあります。
ただし、ご存知のようにくじ(抽選)があるため、運も味方にしないと入学できません。試験にパスしてもくじ運がなければ涙を飲むこととなります。
私たちにとっても、毎年11月後半~12月にかけては国立の抽選の非情さをひしひしと感じる時期です。とても優秀なお子さんが、抽選で通過できなかったときは、なんとも言えない無気力感に襲われることもあります。
受けなければチャンスもつかめません。私の考えとしては「学区で国立小学校が受けられるなら、ぜひチャレンジしてみると良い」と思っています。
仮に抽選で涙を飲んだとしても、そのために準備してきたお子さんの学力は無駄になることはないからです。

東京都の国立小は6校
さて、東京には国立6校、神奈川は国立2校あります。東京の国立大学付属小学校でもっとも有名なのは筑波大学附属小学校とお茶の水大学附属小学校でしょう。どちらも保護者の作文があることで知られています。
筑波:一次抽選を突破後、2次試験で親の作文があります。
お茶の水:一次抽選会突破後、その場で作文を記入します。2次試験で親の面接もあります。
国立の作文記入にあたっては、当たり前ですが「こどもの学校を最優先できる。」「学校の方針に従う。」
という2つの心構えが大切です。その上で誤字脱字に注意し丁寧に書くようにしましょう。
そして何より大事なことは「隅から隅まで読み倒す!」ことです。小さく注意書きが書いてあったりします。詳細にわたってきちんと書類を揃えられるかどうか、記入すべきところに記入してあるか、など書類上の不備はかなりの痛手になります。
私立小受験の願書は、学校のカラーに沿ったオリジナリティのある文章表現で受験前の夏頃から何度も推敲し、幼児教室の先生に添削やアドバイスをしてもらいながら作成していくのが一般的です。
一方、国立の筑波大附属小やお茶小の作文は当日勝負となります。(過去問や予想問題をもとにある程度練習していけますが、記入については当日会場で書くことになります)

これやると(おそらく)アウトです
これやるとおそらくアウト、それは子ども同士の「ふざけ」です。
国立小学校の受験者には、有名私立小入試への準備を入念にしてきて、すでに私立の合格を持った状態でさらに国立対策を徹底して練習してくる優秀な受験生も大勢います。
反面、幼児教室や模試などにもほとんど行ったことがなく「記念受験組です」という方もいらっしゃいます。
幼児教室に通ってないから悪い、ということではありません。記念受験のお子さんは「これは試験だ、ふざけてはいけないところだ」という心構えができていないことが問題なのです。
試験の雰囲気に慣れていないと、一見楽しく見える行動観察の時などに、ついふざけてしまうのです。そして学校も、楽しくてついふざけてしまうような流れでお試験をしたりするんです。
国立小学校の受験者は非常に人数が多いため、当日の会場には本当に色んなお子さんがいらっしゃいます。
5歳はまだまだ幼いです。幼児教室などでトレーニングを受けていても、つい試験ということを忘れてしまい緊張感をなくしてしまうことがあります。
そこに、試験に向けたトレーニングをほとんどしていなお子さんがグループの中に複数人入りますと・・・とにかく「ちょっかい」や「ふざけ」「ケンカ」などが勃発することに。
いや、とにかく試験中の「ふざけ」や「喧嘩」の輪に入らないようにせねばなりません。その練習をしに幼児教室に行く(あるいは大人数の模試を受ける)ようにしましょう。
「今日は試験なんだ」という緊張感を持って当日挑むためにも、ぜひ我慢や自制が効くように日頃からしつけておくようにしましょう。
自由でのびのび、元気が良いお子さんはとても有利です。
しかし、「ここぞ」というときに我慢や自制がきかないお子さんは国立小でも不利になります。
こればっかりは個人差もありますが、メリハリがつけられるというのは小学校生活においても重要なことです。
その素地ができている子は国立小にぜひチャレンジされると良いと思います。

