今年の湾岸エリア人気幼稚園入試を振り返って

秋も深まり、現在11月27日。2019年秋のMBキッズカレッジお台場校の幼稚園受験も無事終わりました。

今年の秋の湾岸エリア私立幼稚園受験について、MBキッズカレッジお台場校校長の青木みのりが振り返ってみたいと思います。

江東区湾岸エリアこども園受験について

この秋の江東区の湾岸エリア幼稚園(こども園)に関する動きとしては、来年4月から開校予定の武蔵野大学附属有明こども園の第1期生入試がありました。

また、区立豊洲幼稚園が3保化し、定員40人に対し129人が希望となっていましたね。(2019.11.14江東区ホームページより)

幼児教育無償化の流れもあり、例年とは少し違った傾向が見られたように思います。

<豊洲めぐみこども園について>
江東区湾岸エリアに住んでいる方からすると、立地や園バス、預かり保育の充実度から、かねてより一番人気の高かった豊洲めぐみですが、3〜4年前に比べて希望者が(ほんの少しずつですが)落ち着いてきているような印象を感じました。

水曜日の保育時間が14時までなので受験塾に通塾しにくいことから、有名私立小学校受験を希望されるご家庭においては敬遠されるケースもありました。

とはいえ、やはりベイズ&スカイズのすぐ下という立地の良さや新しい園舎、預かり保育の充実度、完全給食など、親御さんにとっての利便性は非常に高いため、まだまだ高い人気が続いています。

1号認定の枠に対して受験者が殺到するため、入試レベルはいわゆる幼児の個別テスト(先生と1対1で行う知能テスト)の難易度が高く設定されています。

巧緻性を含む身辺自立ができていて、かつ親御さんからの精神的な自立が3歳児なりにできている子を好む傾向であると、入試の内容からそのように分析しています。

「きっちりした一斉教育で育てたいワーママ」にとっては、豊洲めぐみは非常に魅力的な園ですが、「専業主婦家庭」あるいは「子どもを自由にのびのび育てたいご家庭」からすると、もしかしたらマッチング的には少し違うかも?と判断されるご家庭が、近年少しずつ増えてきているかもしれません。

また、豊洲めぐみは「兄弟枠」というものがあまり強くない(上のお子さんが通園していても、下のお子さんが不合格になる)年もあったようですが、兄弟関係は以前に比べると随分と入りやすくなっている印象がいたしました。

<しののめYMCAこども園について>
保護者(特に母親)の出番が多いということで敬遠される方もいらっしゃいますが、むしろ「園に任せっきりではなく、行事や園生活も楽しんで関わりながらこどもを育てたい」感覚をお持ちの方にはフィットすると思います。

どちらかというと親御さんの利便性や都合を優先するよりも、子どもに寄り添い、あまり無理させないような子どもファーストな温かい雰囲気があるこども園です。

豊洲めぐみとしののめYMCAは湾岸エリアの幼稚園(こども園)として比較されることも多いですが、例えば、園児が使うカバンなどについても「豊洲めぐみは既製品OK、キャラクターものもOK」に対して「しののめYMCAは手作り推奨、キャラクターものはNG」と伺っています。

手作り品を作ることは保護者にとって負担も大きいかもしれませんが、ご家庭の価値観的に戦隊モノやプリキュア、ディズニー、キティちゃんなどのキャラクターを好まない保護者の方もいらっしゃいます。

そういう方にとっては、お子さんが「私もプリキュア買って」「僕も○○レンジャーのが欲しい」となることを好ましく思わないかもしれませんね。キャラクターものNGの園の方が過ごしやすいでしょう。

この辺りは個人の価値観となるのでご家庭の雰囲気と合う幼稚園を選ぶことをお勧めします。

<武蔵野大学附属有明こども園について>
来年4月から開園する有明こども園については、今年初めての試験でした。

一斉保育と自由保育のバランスが良く、基本的には「遊びこむ」ことを大切にしている自由保育ですが、仏教をベースにした一斉保育の授業もあるのが魅力です。武蔵野大学附属という特質上、大学との連携にも期待が持てますね。

園バスがないところと、フルタイムワーママからすると預かり保育が短いのがネックかもしれません。

反対に、有明に住んでいる専業主婦家庭や、働いていても子どもの生活を中心にできるワーキングスタイルのご家庭にはフィットするこども園だと思います。

初年度の1号認定では若干数の二次募集が出ているようです。しかし、私立である以上こども園のカラーに合わないと判断されたご家庭は不合格になる可能性も高いので気をつけましょう。

暁星国際、聖徳三田、小野学園(品川翔英)について

<暁星国際学園新浦安幼稚園について>
江東区湾岸エリアから選択肢に入る幼稚園で、暁星国際は人気が高まっているように思います。

浦安という立地を考えると豊洲から通園バスがあるとはいえ距離がネックになるところですが、それを上回ってあまりあるほど魅力の多い園です。

日本語と英語のエマージョン教育が一番の特徴で、預かり保育や課外授業の豊富さも大変魅力的な幼稚園です。

幼稚園が終わって、課外活動での習い事なども全部終わらせてからバスで豊洲まで送って来てくれるという点も、保護者にとっては案外ポイント高いかもしれませんね。

<小野学園/品川翔英幼稚園について>
小野学園から名称変更する品川翔英は、中学受験に向けた進学率の高さから小学校の人気が高まっている一貫校附属の幼稚園です。

幼稚園から内部進学で品川翔英小学校に進学し、難関私立中学を狙う、あるいは特待生になって大学で海外留学などの進路が広がります。

温水プール完備、日当たりの良い丘の上にある立地、天然芝の広い校庭、預かり保育や課外授業の豊富さも大変魅力的です。

しかし、お台場まで来ていたバスが廃止になる予定なので、江東区湾岸エリアやお台場に住んでいる方にとっては通いにくくなるかもしれません。

<聖徳学園三田幼稚園について>
聖徳三田は園バス、給食、預かり保育の3種の神器が揃った幼稚園です(こども園ではない)。卒園後の私立小学校進学率も高いので、小学校受験を視野に入れているご家庭は過ごしやすい環境と言えるでしょう。

試験の内容が独特で、親御さんが答えるアンケートの問題数が多く、回答に迷うような問題が出ます。

MBキッズカレッジお台場校の入試結果

2019年秋の試験を終えて、我がMBキッズカレッジお台場ヴィーナスフォート校の生徒14名みなさんにおいて進路が全員決まりました。

第一希望園に進学するお子さんは9名、第二希望園に進学するお子さんは5名です。試験に挑んだ子どもたち一人一人にドラマがあり、とても数字だけでは表せない熱い思いが毎年わたしたちの胸に刻まれます。

江東区や港区の湾岸エリアに居住していなければ、もしかしたらこんなに厳しい幼稚園入試をしなくてもきっとご縁をいただける幼稚園はたくさんあったでしょう。

どのご家庭も温かく愛情を持ってお子さんを育てていらっしゃいますし、どの子も本当に素直で可愛らしい良い子たちばかりです。

江東区や港区の湾岸エリアは、立地や条件で人気の幼稚園(こども園)が偏ってしまっており、枠に対して希望者数がとても多いのです。

伝統のある超有名私立一貫校附属幼稚園のお受験ではなく、いわゆる普通の3年保育の人気園が激戦なのです。

枠に対して希望者が多ければ子どもたちを選抜せざるを得ないという園側の事情も理解しつつ、生まれて2年〜3年の子どもたちにとってはとても過酷な幼稚園激戦区と言えるでしょう。

何よりも日々「うちの子が幼稚園に入れないかもしれない」という不安を抱えながら、ママたちが本当に頑張っておいででした。今年度の生徒みなさんに心からの拍手を送りたいと思います。

有明こども園(1名受験中、1名合格)
小野学園幼稚園(1名受験中、1名合格)
神田寺幼稚園(1名受験中、1名合格)
暁星国際浦安(4名受験中、4名合格)
江東めぐみ幼稚園(1名受験中、1名合格)
成城幼稚園(1名受験中、1名合格)
聖徳三田幼稚園(2名受験中、1名合格)
調布幼稚園(1名受験中、1名合格)
豊洲めぐみこども園(10名受験中、8名合格)
YMCAしののめこども園(4名受験中、4名合格)

※50音順、人数には補欠合格者を含みます。

江東区湾岸エリアの幼活はどうしたら良いのか?

例えば、江東区湾岸エリアで一番関心の高い豊洲めぐみは、今年も1号認定年少さんの定員数88名に対して、受験者からの聞き取り調査によると(受験者が一時期より少なくなって来たとはいえ)およそ300人のお子さんが受験されている様子が伺えます。

園からの正式な受験人数公表がないためあくまで推測ですが、ざっくり計算して3.4倍。いわゆる兄弟枠もふまえると、肌感覚としては3~4人に1人くらいしか合格できない感じです。

毎年「うちの子、幼児教室なしで、何も準備せずに受かったの!」という方もこの時期になるとまことしやかに散見されますが、そういうケースはかなりレアだと言えるでしょう。

幼稚園(こども園)の募集人数と希望者の子どもの数を鑑みても、港区や江東区湾岸エリアの幼稚園は「何もしなくても誰しもが合格できる」ということではありません。

ただし「うちの子、幼稚園に行けないかもしれない!」とむやみに焦ることなく、きちんと準備をすること(準備とは、お子さんは楽しく集団での母子分離に慣れること、保護者は面接と願書をしっかりと準備すること)で、合格する確率を飛躍的に高めることは可能です。

勤務状況のポイント制などで事務的に決められる保活と違って、激戦中の激戦である江東区湾岸エリアにあっても、幼活はきちんと傾向と対策を練って準備する方法があります。

実際、MBキッズカレッジでは今年も生徒皆さんが第一希望あるいは第二希望までの園に全員が合格をいただくことが出来ました。

「何から準備していいのか分からない」とか「毎日忙しくて家では何もできません」という方のために、私どもMBキッズカレッジはお台場ヴィーナスフォートにてプレ幼稚園1歳児クラスを開講しています。

1月からスタートしていただくために12月は体験月間です。
それでは皆様、お台場ヴィーナスフォートのMBキッズカレッジでお会いしましょう。

MBキッズカレッジお台場ヴィーナスフォート校(2020年秋の3保受験のクラス)
豊洲めぐみ・YMCAしののめ・有明こども園・品川翔英・聖徳三田